からくりピエロ
セツナ
からくりピエロ
- 56
- 7
- 0
からくりピエロ
セツナのイメソン
〖歌詞〗
待ち合わせは2時間前で
此処に独り それが答えでしょ
街ゆく人 流れる雲
僕のことを嘲笑ってた
それは簡単で とても困難で
認めることで前に進めるのに
信じられなくて 信じたくなくて
君の中できっと僕は道化師なんでしょ(だったでしょ)
回って 回って 回り疲れて
息が 息が切れたの
そう これが悲しい僕の末路だ
君に辿り着けないままで
----------
作戦終了時間に彼が戻ってこない。
それが何を告げようとしているのかを、彼女は認められないでいた。養成所生とはいえ英雄として外に出れば、死ぬ可能性もある。怪我を負う可能性だって……。
彼女は走り出した、静止する少年の手を振り払い。
声をかける少女の声が聞こえないように耳を防ぎ。
通信機の応答もなく、呼びかけても、名を呼んでも返事がない。
こんな中で見つけ出すなんて不可能だ……それでも……彼女は諦めきれなかった。
愛する人を助けたいと、安全を確認したいと願う事が悪いことか?いや、至極当たり前だ!
それにあの人は強い、誰よりも強い。
だからきっと大丈夫!
そんな淡い期待を胸に走り続ける……。フッと瓦礫の向こう側で声が聞こえ足を止めた。乗り越えるのは簡単ではないが無理ではない。セツナは意をけして瓦礫に手をかける。
男性の声と女性の声。
男性の方は苦しそうに悲痛に歪む声を上げていた。そして……その声は聞いたことのある……聞きなれた声だった。
そこで、少女の目は覚醒する。
荒い息を上げ肩は震え、辺りを見回す。
そこには何も変わらない部屋があって、普段と変わらず動き続ける時計があって……純粋な青空が見えた。
あの時、助けられていたら。気づくのが早かったら、もっと、早く動いていたら。彼は死ななかった、顔の見えない女の悪役も取り逃がすことは……。
あの人を助けられなかった私は……所詮は名ばかりの英雄……。
少女は乾いた笑い声をこぼしポツリと呟いた。
〖私は、道化師だったでしょ……?〗
-------
演者:柊木アカネ*
https://nana-music.com/users/7275860
企画垢
https://nana-music.com/users/10241740
企画Twitter本垢
https://twitter.com/Believe_0816_A?t=xO9lVBpnrs3K6yfSFyS-Jw&s=09
公式ハッシュタグ
#Belief #信念 #疾風ヒロパロ
#セツナ
宣伝用
#声劇企画 #合唱 #英雄 #悪役
#拍手返す #拍爆 #フォロー返す
#拡散希望
Comment
No Comments Yet.