プロローグ
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プロローグ
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ここは夜に住人が活動する街。
街中の光がさんざめくこの街で、1人の少女が悩んでいる様子で……
「ん〜……どれが一体伝説に繋がるんでしょうか……」
「魔法使いさん、何かお悩みでも?」
「わっ…!……び、びっくりしました…背後から急に来るとは思ってなくて…」
「そりゃそうだろうね。私は驚かすのがどうも好きらしくて…。で、どうしたの?そんな依頼板を見て。」
「あぁ……。私は「とある伝説」の真相を解明したくて…」
「伝説?それは私にも興味があるな。どんなものなの?」
「どうやら「魔法のあめ」というものが伝わるらしくて…。図書館で見つけたんです…!それがどうしても気になって……」
「「魔法のあめ」?それは私も初耳だな……」
「はい。私もあんまり聞いたことはないので、報酬の代わりにそれについての情報が欲しいんです…!」
「わかった。私もその伝説は気になるし、一緒について行ってもいい?」
「ありがとうございます…!これからよろしくお願いします…!」
「うん。…ところで、お名前を聞いても?」
「あっ…、私は杏と言います。あなたは…?」
「私は紗霧。よろしくね、杏。」
「はい…!」
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