硝子ドール
🔨⏳🎖🩰
硝子ドール
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─── 終わりが怖くてまたくりかえすの ───
すっかり酔っ払ってスヤスヤと眠ってしまったタフィー(ちゃっかりふわふわのベッドを魔法で出している)の隣で、フォレスとリュヌがキャンディアップルを食べているとそこに2人の魔女が踊りながらやってきた。
片方は満面の笑顔で踊っているが、もう片方の魔女はぐったりとした表情をしている。
「あ、さっきのお友達だぁ」
「知り合いですか?」
「さっきお友達になったアテナだよぉ」
すると、アテナもリュヌに気付いたのか踊らせられながら声をかけてくる。
「あ、リュヌ……!頼むから代わって……さっきからこの人踊りっぱなしなんだ……!」
「……それは大変ですね」
「なんじゃ少し踊っただけじゃろ!私はまだまだ踊れるぞ!」
「じゃあリュヌ踊るぅ」
「ほほほ、良いぞ良いぞ小さいの!私と踊ろう!そっちのもどうじゃ?」
「私は結構です」
やっと解放されたアテナがよろよろと椅子に座りにきたので、フォレスは流石に可哀想になり飲み物を差し出してやった。アテナは礼を言うとジュースを一気飲みした。よっぽど長く踊り続けていたらしい。
「小さいの!さっきから私の足を踏みまくりなんじゃが!?何か恨みでもあるのか!?」
「だって、リュヌ踊るの初めてだもん」
「何じゃと!?踊るのが初めて!?人生の9割損しておるぞそれ!」
「それは言い過ぎじゃないでしょうか」
フォレスの冷静な突っ込みも気にせず、シャムシールはリュヌの顔を覗き込んでたずねる。
「だって踊ることは楽しいじゃろ?なぁ小さいの!踊ってみてどうじゃ?」
「ふふふ……確かに楽しいねぇ。ずっと踊ってたいくらいだねぇ」
「そうじゃろ!見所があるやつじゃな!」
嬉しそうにシャムシールは笑うと、リズムに合わせてリュヌを空中へぽいっと放り投げた。思わずアテナが叫び声を上げかけるが、リュヌは空中で楽しそうに笑っている。そのままシャムシールは一回転して、落ちてきたリュヌをキャッチして何食わぬ顔でダンスを続ける。
「……はぁ、魔女ばっかりの宴っていうやつは気が休まらないな……」
「……同感です」
アテナとフォレスはそっとため息をつきながら顔を見合せたのだった。
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「硝子ドール」
🔨アテナ・ウィンストン(cv.ソノラ)
⏳リュヌ・ブランシュ(cv.はいねこ)
🎖フォレス・ヴォイド(cv.瑠莉)
🩰シャムシール・ウード(cv.ここあ)
🔨乱反射する眼差し
鏡越しに誰かが見てるの?
⏳ビロードの重い空
ざわめく風が昨日までとは違うのよ
🩰声を聞かせて 姿を見せて
わたしを逃がして
🎖ねえ、鍵が壊れた
鳥籠の中ひとり ずっと
all:永い物語よ
🔨⏳自分だけに見える鎖に
🩰🎖繋がれたまま
all:夢を彷徨ってる
⏳待ちくたびれた顔の
🩰硝子の瞳がふたつ
🎖もうやめにしたいのに
🔨終わりが怖くて
all:またくりかえすの
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☪︎素敵な伴奏ありがとうございました☪︎
YünΔp!ka様
https://nana-music.com/sounds/0608ddfd
☪︎ 𝕋𝕒𝕘 ☪︎
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