セオ・フィード【中編2】
台本 由季
セオ・フィード【中編2】
- 8
- 0
- 0
🖥セオ・フィード キャラストーリ【中編2】🖥
セオ・フィード役
〔https://nana-music.com/users/7626901〕
オリヴァー「大丈夫。君は間違ってない。」
セオ「……え?」
オリヴァー「君は正しいことをしたんだよ。君の勇気のおかげで、たった1人の妹さんが救われた。君が行動しなければ、君はきっと後悔していただろうね」
セオ「……」
オリヴァー「いろいろあって疲れただろう。今日は、妹さんの傍に居てあげて。気になるならここに連絡を。」
オリヴァーは、名刺をセオに渡す。
恐る恐る名刺を受け取るセオに、オリヴァーは微笑んで、クレアを連れてその場を後にする。
クレア「……あの子をどうするつもり?」
オリヴァー「彼には何か才能があるかもしれない。」
クレア「オリヴァーが言うのならそうかもね。」
2人が去った後、1人残されたセオは名刺を見つめる。
セオ「……」
次の日。
セオは病院に泊まっていた。ベッドに寝かされたレノは昨日から目を覚まさない。
セオ「レノ……目を覚ましてくれ。」
2日目。
セオ「レノ。今日はいい天気だぞ。早く起きて散歩に行こうぜ。……くそっ」
3日目。
セオ「レノ……」
4日目。
セオは以前オリヴァーにもらった名刺を手に、病院の電話を利用する。
セオ「…妹が目を覚ましません…もうこれで4日目だ。……俺、もうどうすればいいのか…」
オリヴァー「すぐに向かうよ。」
セオ「……え」
次いで通話が途切れる。
数十分後。
セオ「……本当に来てくれたんですね。」
オリヴァー「君には話しておきたいことがあったから。」
セオ「なんですか?」
オリヴァー「ご両親のことは不慮の事故と見なされた。」
セオ「……え?」
Comment
No Comments Yet.