#えんとつ町のプペル #ロザリーナ #西野亮廣
空がまだ黒かった頃。
天までのびる岸壁に囲まれたこの世界を。
朝から晩まで煙に覆われたこの世界を。
外の世界を知らないこの世界を。
星空を知らないこの世界を
僕の父ちゃんは『えんとつ町』と呼んだ。
煙突がたくさん立っているからだ。
休みの日になると父ちゃんは
煙突がない世界の話を町のみんなに聞かせた。
黒い煙のその先にある
光り輝く世界の話だ。
おかげで父ちゃんは嘘つき呼ばわり
「星なんてあるわけがない」と
誰からも相手にされなかった。
この町があのゴミ人間に出会うまでは__。
これは
夜の町の最後の夜の物語。
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