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🕒🐺⛪
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第2話
🕒ヒースクリフ
⛪リケ
🐺オーエン
その日の午後、ヒースクリフとリケは西の国の祝祭の余韻に浸りながら、中庭を歩いていく。
【SE 足音】
⛪「西の国のお祭り、楽しかったですね。クロエやムルも、とても幸せそうでした」
🕒「他の国のお祭りに参加することはこれまでなかったから、すごく良いものをたくさん見れたよ」
⛪「ふふ、あの大きなガレット……ネロにも食べさせてあげたかったな」
(少しリケの台詞に重ねる。突然ぬっと出てくるイメージ)
🐺「美味しそうな匂いがする。……君たちのこと頭から食べちゃいそう」
【BGM ほの暗い】1:05
🕒「びっ、くりした……オーエン……」
⛪「もう、いきなり怖いこと言わないでください!」
🐺「そんな事より、良いものを連れて帰ってたんだね。僕にも見せてよ」
⛪「良いもの……?」
🐺「それだよ。君が持ってる、それ」
🕒「ガレットに入っていた人形……確か、フェ-ヴっていうんだっけ」
⛪「オーエンも、フェ-ヴが欲しいのですか?」
🐺「まさか。もっと恐ろしくてみんなが泣き出しちゃいそうな奴がいい。……ふふ、良かったね。厄介なものじゃなくて。残念」
🕒「厄介なもの……?それってどういう──いない……?」
⛪「何だったのでしょうか……」
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