夕立雲に 置いていかれた僕たちは
違う傘の下 明日を眺めている
言いたいことも 伝えられないまま
ずっと考えている これからのことを
染み付いた 後悔も
失敗も 不快感も
篠突く雨の中 流し流されて
偶然に 残っている
戸惑いの 正体を
僕は泣きながら 確かめてみる
間違えながら 今日も歩き出す
あぁ 追いかけ続けた 僕たちの場所は
あぁ 見つけられないまま 不確かになる
あぁ 雲間に隠れた 未来の証拠が
あぁ 君の呼ぶ声で 本物になる
目を開けて 声がして 僕は顔をあげて
雨の中 駆けていく 昨日よりもっと遠くへ
落ちていく 満ちていく 涙の水溜まりに
焦げる様な 覚める様な
空の色が 浮いていた
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