【朗読台本】Placeboー薄水色[Side.N]
朗読:お名前 伴奏:レーニャ様
【朗読台本】Placeboー薄水色[Side.N]
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大変ゆっくり更新で申し訳ないですが
やっと続きができました
かなり難産
前回・前々回と比べ毛色がかなり違いますが
話は続いてますのでよろしくお願いします
人は4人います
(以下台本)
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「『日の沈まぬ街』の真相はこれか…。」
眼前に聳え立つ、無機質なドーム状の外壁。
「巨大な箱庭…。話には聞いていましたが…実際に見たのは初めてです」
イオリが隣でほぅ…とため息をつく。
「確か『ヒノモト』の祖先が自分たちの体質に合うように作った街なんだよね〜。バカでかい実験施設だった、っていう都市伝説もあるけど」
「はい、当時は空気も水も太陽も、全部自分たちで管理していたそうです」
「驚くべきことに、」
徐にカラが口を開く。
「訪問に先駆けて多方面から調査を進めましたが、目ぼしい情報は何一つありませんでした」
イオリが頷いてみせた。
「初代の頃の運営システムは大昔に取り払われたにもかかわらず、住人たちは頑なに外に出ないそうです。皆揃って、この国の中で一生を終えるとか」
「遺伝子レベルでプログラムが浸透してんだろうね」
「…プログラムとか言うな、人間だろ」
「や〜、もしかしたら今でもどこかに司令部があって、どっかの誰かが操縦してるのかもじゃん」
「…そういう冗談は好きじゃない」
「わ〜かったよぉ」
期待と恐怖と、好奇心が綯い交ぜな感情。
後付けであろう簡素な扉が音も立てずに開いた。
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補足
眼前 がんぜん
聳え立つ そびえたつ
外壁 がいへき
徐に おもむろに
先駆けて さきがけて
頑なに かたくなに
揃って そろって
浸透 しんとう
司令部 しれいぶ
操縦 そうじゅう
綯い交ぜ ないまぜ
簡素 かんそ
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登場人物
視点主→ナツ
二話で出てきた人。
口調が違うのはイェナイ(仮)の前では
猫被ってるからです
「『日の沈まぬ〜」「…プログラムとか〜」「…そういう〜」
はこの人
丁寧な口調でよく喋る奴→イオリ
ナツの仲間①
「巨大な〜」「はい、〜」「初代の〜」
はこの人
タメ語奴→モモキ
ナツの仲間②
「確か〜」「遺伝子〜」「や〜」「わ〜かった〜」
はこの人
丁寧な口調その2奴→カラ
ナツの仲間③
「驚くべき〜」「訪問に〜」
はこの人
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第1話
https://nana-music.com/sounds/0608133c
第2話
https://nana-music.com/sounds/060fdb36
第4話
https://nana-music.com/sounds/061d4eec
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(以下雑文)
このキャプションの長さは何…………?(驚)
まぁ読み物として楽しんで下さってる方もいらっしゃるらしいので…あの…読んでください(?)
もう2、3話は続きそうです
ようやくビジョンが見えてきました
ナツの仲間三人衆の出番は今回限りかも知れません
かわいそうですね
#台本 #朗読 #声劇 #朗読台本 #声劇台本
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