Ⅵ:Leia
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⚙️終末のない幻想に 触れた気がした
「なんて呼べばいいんだろう」 変わらない温度
💝微笑が内臓を 食いつぶす前に
今日を閉じ込めたよ 馳せる未来は灰色
⚙️望むなら空想 寂れた嘘
💝叶うならもっと 聞かせて
⚙️💝心から溢れてた 愛しさをちりばめて
君の声に重ねた 恍惚は遥か
形あるものならば 崩れゆくものならば
この両目は要らない 僕を包んで
💝Leia...
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小さな骨董品店の中。古ぼけた机の上に並べられた幾つものカードを裏返し、店主はため息をついた。
「……出来損ない共が、とうとう騒ぎを起こしたか。時は来た。大事に至る前に、私が責任を取らなければ」
低い声で呟くと、店主は不機嫌そうに舌を鳴らす。
「マリー。私が戻ってくるまでに、全て片付けておけ」
彼は、誰もいない部屋に向かって言い残すと、そのままガタンと大きな音をたてて立ち上がり、大股で部屋を出ていった。
静かになった部屋の中、古時計の秒針の音だけが響いている。その音と連動するように、部屋の奥からひとつの影が近づいてきた。
影の正体は、少女の人形であった。二つ結びにされた桃色の髪が、白い肌をの真横でふわふわと揺れている。ぱっちりと開いた紅茶色の瞳は、その容姿から想像される愛らしさを全て覆すかの如く、ひとつの感情さえも映さない。
「……Yes,my majesty.」
可憐な、しかし無表情な声が、小さな口から紡がれた。
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💝マリー(CV:❁くろ❁)
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⚙️グリース(CV:桐生りな)
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🎨羽月璃蕾
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第2部
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#Yes_my_D
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