苗場2001 その1
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苗場2001 その1
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#ことのはライブレポ
私が初めて現地参加した「苗場レポ」です
こちらは「その1」です
その2は、こちら↓
https://nana-music.com/sounds/061a6f75
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YMLの方から急遽譲っていただいたチケットは170番台。
初めて足を踏み入れたブリザーディウム
全体の広さも実感しないうちに..案内された席は”え?うそ?!”の、なんと最前列..!!でした。
残念ながら、かなり端ではありましたがドラムの村石さんを90度右手の正面から見るという位置でした。
私の席のすぐ左手前には階段
リクエストコーナーで選ばれた幸運な方がステージにあがるための..がありました。
..うーん。しかし..こう言っちゃなんだか..学校の体育館兼講堂の舞台を想像してしまいました。
ステージの高さが、なんとなくそんな感じだし..横手の階段も卒業生が上っていきそうな感じ..
最前列ということで、苗場なのに?!かなり派手に踊ってしまいました。
どんどん、ステージに近づく私(たち?)
え、前述の”階段”とステージが作る角に身を寄せてスタッフらしき人が座っておられたのですが。
この方にぶつかりそうになって?!
「もっと前に行ってください」みたいな手振りをされること数回..でございました。
ステージの形とか..
正面から見ていないのですが
たぶん、正方形の部屋の角の一つがステージの中心
そこから、きっとユーミンとか、登場するのだろうという感じです。
ギリシャというよりはオリエント風のアーチみたいな柱が立っていて、その向こうはまだ青く沈んでいます。
同じようなアーチ型の柱が左右に、正方形の部屋の2つの辺に添って6つずつ?でしょうか?
この柱、アーチの内側に左からドラム、キーボード、ベース、ギター
そして中央のアーチ。このアーチのすぐ右にギターの市川さん、コーラスのえーと..ゆかりん、ティナさん、今井君?(女性二人は逆かも?)、そして、パーカッション
(ギターとベースは、メンバーが出てこられてから位置が分かったのですが)という配置でした。
このアーチの柱は、白?薄いベージュ?っぽい色でした。
その上の屋根みたいな部分はつながっていて、白がかった緑の地にいぶした金色?のようなマーク
アーチの屋根って感じに描かれていて
えーと、タージマハールの屋根みたい??だったかな?それとも、菊のご紋の上半分??
..という素の状態が分かったのは、かなり後でした。
最初は、会場全体が蒼いライトの中に沈んでいて..
その中でも、モノトーンの鹿の子模様がステージを覆い揺らめいているという感じでした。
BGMは何やらエスニック?
オープニング
最初に..
あ、アーチの中で、するすると降りてきたのはキャンドル
それともシャンデリア?オレンジ色の灯りがいくつか..
青緑の闇の中、白に緑?の斑のスポットは市川さんに当たります。
流れ出すギターのアルペジオ..
もう一つのギターが、そしてベースが。ライトに浮かび上がり..キーボードの音が響いて!
ライトが白くハレーションを起こしたと思ったら
ステージ中央のアーチ奥から頭からストールを巻いたユーミンのシルエット
”キャンドルに..”そう、「輪舞曲」です。
朱色の地に金糸の刺繍がちりばめられ布を。
イスラムの国の女性のように頭からかぶり、首に巻き、胸も背中も、それで覆われています。
下に何を着ているのかは分からない..
いきなりの総立ち(自分の回りしか見えてませんが)でした。
バック、上部の屋根の部分と下部の柱の部分は青と緑の鹿の子模様のような、水玉模様のような..
ライトで照らされ、そしてキャンドルからオレンジの光がステージ床面に向かって放射状にのびます。
この3色の組み合わせが基調だったようです。
上下とキャンドルと何度か入れ替わっていました。
「喜びとは..」の間奏部分では
ライトが一瞬ずつ白く柱を浮かび上がらせていきます。
コーラスの声が響いて。
タタタタン!!で、音が止まり
..続いて聴こえてきたのは..
ラーラーラーララ..
No.2「砂の惑星」です。
一瞬暗くなったライトは、ステージ中央奥のみを照らし
そこには??”何?あれ?”
最初、彫像かと思いました。
全身金色の女性が2名
手足のポーズも仏像かと思うような形にすっくと立ち、微動だにしないんです。
でも..音が進み、ユーミンが歌いだし..
”え、うそ!歩き出した!”
なんともなまめかしく、そして不思議な、振り付け
アップにした髪まで金色
そして、胸の中心から小さな紐?鎖?が下がっていて、これまた金色。
”えー?!まさか..ヌード?じゃないよね..?!”
よく見たら、首、襟元に当たるところとか、背中に服の輪郭が。ホッ..?!
ユーミンの左右でそれぞれがブリッジをし、そのまま片足を上げ、ユーミンを囲むようにしたり..
足を前後に開いて、ぴたりと床につけて、手を上の方でゆらめかせたり
アラブ?イスラム?あのあたりの民族舞踊?はこんな感じでしょうか??
それに、ライトも
モノトーン..縞模様の渦巻きがいくつも。開いたり閉じたり。
ライトの方向もシンメトリーじゃないから、つぎはぎに見えて..妙な感じ..
色っぽいというかなんというか..
ユーミンがひざまずいて歌うようなところもあり
その時、ユーミンの手元から白い光が放射状に半円を描いて輝き始め..すっと消えていきました。
祈りのオーラ..だったのでしょうか?
ラスト..金色の彫像が、ステージ奥に消え。
エンディングの音が消えていくと..
暗くなっていったステージ
ユーミンがひざまずいていた辺りに一筋のスポット
飛び出したユーミンは白いドレス姿
ノースリーブにフレアースカートのワンピース
そして
最初のMC
「21世紀の(ここで、いちど言葉をきって、なんか足をバタバタさせてみるユーミン ”次に何を言うのかな?”と期待が高まる?!)
21回目の苗場へようこそ!!
いまだかつてやったことのない古い曲。いまだかつてやっったことのない新しい曲
いろいろとりまぜてお送りします。どうぞ最後までごゆっくり」
輝くような笑顔で、ナイトのような、お辞儀をしてくれました。
タラララン ララン ララン ラランラ..
あのギターのもの悲しい調べから
あ、屋根の部分に当たっているライト..
流れていく雲みたい..
蒼い闇に白く浮かぶ霧のような模様..
No.3「りんごのにおいと風の国」
ゆったりと、一歩ずつ、何かにとまどいながら?
歩きつつ歌うユーミン
ステージの端から端へ
柱に手をついて、もたれて..
物憂げにうつむきながら、空を?見上げながら。
せつなさが胸に染み入る..そんな風に歌ってくれました。
この時だったと思います。
ステージ奥、12このアーチの向こうに、浮かび上がったのは釣鐘型の明るい窓
そして12星座のモザイク画..?
確か、ドラムの村石さんの後ろに、黒をバックに前足を振り上げた白い牡牛の顔のアップ
ステージ中央より一つか二つ左よりには2匹の魚。上が左向きで下が右向きだったかな?
かおりんの後ろにはてんびんと太陽だったような..
(この時のユーミン、私の目の前にも来てくれて
確か..”短い秋のピリオド”のあたり..も。表情が、すっごくいい!!感動..でした。)
そしてこの時、ユーミンの後ろに見えた村石さん
スティックの握り方が、一瞬、逆手に見えて、”あれ?”と思ったら。
何やら目にもとまらぬ速さで操る様は、まるでバトントワラー?のようでございました。
エンディング..沈んでいった音の中から
何やら明るいフレーズが
でも??うーん、知らない?!
白く、明るく照らされたステージの中を
右へ左へ、片手を振りながらスキップするように
ユーミンが動き回り..
「何があっても一緒にいると誓った気持ち口に出せず、見送っていた..」
”あ、このさびは知ってる!”
そう、三菱ミラージュのCMソング
No.4「サマー ジャンクション」(でしたっけ?)
「いまだかつて聴いたことのない新しい曲のひとつ」だったのでした。
2回目のMC
ユーミン曰く「ちょっとだけ、聴いたことあったでしょ?」
なーんか、めちゃ嬉しそう。
ちっちゃな子供みたいな無邪気な笑顔
いつも..こんなんだっけ?
ステージを、心の底から楽しんでます!!って感じで
なんか、その
いい意味で、緊張感がないの。
で、見ていて、聴いていて、一緒に楽しくなっちゃう..
こんなユーミン、初めてでした。
苗場だから?
席が近いから?..うーん。わかんないや
どっちも初めてだもん..
そして..次の曲は
やはらかな微笑をうかべるユーミンが首を振ってイントロのリズムをとります。
白いライトが放射状にあちこちからのびてきて
ホリゾントというか、壁全体がスクリーン..
白い雪がゆっくりと落ちてきます。
「赤いダウンに..」
No.5「雪だより」です。
うわ。オープニングじゃなかったけれど
聴きたかった1曲です!!嬉しかった..
白いライトの中
ターララッラッラー..タランラン..
あの音の響きが、妙にせつなくて。
3回目のMC
「リゾートコンサートということで、この苗場では夏の曲と冬の曲、両極端が多くなっちゃうんだけど..
次は、夏の曲を2曲続けてお送りします。」
ライトは、また少し..緑と青がかり..
流れてきたイントロ、あの弦の響きは..
No.6「残暑」
柱の足元あたりから、オレンジというよりは紅がかった色のライトが放射状にのびて
バックに溶けていきます。
沈みかけているまさに残暑の太陽のように..
続けて、光の波がひいたステージに流れてきたのは
No.7「ホタルと流れ星」
タラララ..きらめくような音が響きます。
「これが最後のデートね。ハニー..」
大きさもまばらの水玉模様..が
黄色、オレンジ、ピンク、紫、青、緑..?
そんなさまざまな色のセロファンを、いくつも少しずつずらしながら、重ねたようなライトの中
右へ左へ流れていきます。
さて、ここで次は?
「苗場名物、リクエストコーナー!!」
ユーミンの「どうぞ足腰休めてください。」が聞けました。
あー、やっと座れる?
..この日、座ったのって、このコーナーだけだったような気がする..
「私の数ある作品の中から、ツアーではお目にかかれない隠れた名曲を、皆さんからの思い入れたっぷりのエピソードとともにご紹介しちゃおうというコーナーです。」
まずは、ユーミン、客席 ステージに向かって右側へ..
”はい!”、”はい!”と客席から大きな声
身を乗り出すように(落ちない?大丈夫?)「誰にしよう」と見渡すユーミン
..と。最初にあたった方のリクエストは
「古い曲でもいいですか?」
「いいですよー」..で
”中央フリーウェイ”
には、会場中”えー!!”のブーイングの嵐。
ユーミン曰く、苦笑いしつつ??
「うーん..その曲は、(作ったのは昔だけれど)
古くないんだなあ..まだ、新しいの!!」
あはは、お客さん大受け
で。その次に私の席の真正面あたりにきてくれたのだけれど、残念ながら、当たりませんでした。
私の3人くらい後ろの方があたったけれど。
一瞬とまどったら「あ、今から考えるのはだめ!」とつれないお言葉
もう一度、反対側へ
そして決まったのは
No.8「稲妻の少女」
リクエストの理由は「私、少しはサーフィンをするので..」というものでした。
その次には”あの日に帰りたい”
これまた、ブーイングにて却下
「別に、決まりがあるわけじゃないんだけれど..
(会場からブーイングが出た曲はだめなんだ)」と、また次の方を探す。
女性の方が当たって
No.9「チャイニーズスープ」
をリクエスト
「ご結婚はされておられます?
この曲、新婚のイメージあるんじゃないかと私、思っているのですけれど。」とか
ユーミンは質問していたと思います。
お答えは..えーと。確か「いえ、独身です」だったような
そして、次の方..
私のすぐ前あたりにきたユーミン!!
少し後ろの方があたったのだけれど
「ハッピーバースディ」だって..
ユーミン
「そんなの、ないよ?」
”あらら..”
どうやら「ハッピーバースディ トウ ユウ ヴィーナスの誕生」だった模様
うーん。でも。ほんとに?リクエストコーナーにはもひとつな気も..
ひょっとして「誕生日おめでとう」のつもりだったりして..
3番目の方は
No.10「5cmの向こう岸」
男性でした。
ブーイングは起こらなくて、小さくどよめきが
ユーミン曰く「うーん。これも苗場では何度かやって..
でも、なんか、どよめきましたね。じゃ、どうぞ。」
確か。ユーミンが
「どのアルバムだったか分かります?」とか、質問した?
男性が..ユーミンにだったかな?
で。ユーミンが
「”悲しいほどお天気”だったかな?」とちょっと自信なげに言うと。
すかさず客席から
”時のないホテル!!”と掛け声は
YMLでもおなじみの方でございました。
目立ったなあ。
ユーミンが「そうそう、あの暗いアルバムの中ではわりと明るい感じの曲なんです。」
みたいなこと言って
「何かエピソードは?背の高い女性とお付き合いしていたとか?」
「まあ、そうです..」
「その方とは別れちゃったんですか?」
「はい。」
「今でも好きとか?」
「いや、その、今日は妻ときていますんで..」
「それは、どうも失礼しました!」
”若い頃には人目が大事よ。
もっと大事なやさしさをなくしても気づかないこともある”
なんか、この歌詞にしみじみ..しちゃいました。
いいなー。ユーミンと写真とれるなんて!!
で。ポラロイドカメラを持つ武部さんは、なんかかわいく見えました。
(弾いてる時はめちゃかっこいいけど)
名残惜しさをかみしめつつ、リクエストコーナーが終了..
そして、薄暗くなっていったステージに流れてきた音
(続く)
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