影狼佐達己&永戸遥陽
男マチ
影狼佐達己&永戸遥陽
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10. 影狼佐達己(れみゅー)&永戸遥陽(柊薇)
恋人関係
たつはる(実質、はるたつ)
最初は静かな場所を求めてた達己に、
とっておきの場所を紹介した遥陽。
だんだんと一緒に散歩に行くように、
達己は隣を歩く同じ赤い瞳を持つ遥陽に、どことなく強さを感じ、さらに惹かれていく。
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達己は静かな場所を求めていた。
そこに遥陽がいた。
…一目惚れだった。
この人と仲良くなりたい…気付いた時には声をかけていた。
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遥陽は自分の顔が嫌いだった。
綺麗、可愛いと褒められるこの顔が。
…母親に似た、この顔が。
「かっけぇよな」
初めて言われたその言葉。
達己の顔は真面目だった。
ドキッとした、何故かは分からない。
「…っ達己は…優しいな」
自分の中に渦巻く‘’何か”をこらえながら、遥陽は達己の頭に手を乗せる。
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急に頭に手を乗せられ、思考が渦巻く達己。
… ッ///…なんで…なんでこいつは…っ!!
(撫でている遥陽の手首をガシッと掴み)
「おい!遥陽…ッ……!」
遥陽の方を向く。驚きつつも遥陽はまっすぐ見つめ返してくる。
その表情は真剣で、とても…かっこよかった。
なんでこんなに真っ直ぐな目で…
…顔が、熱ぃ…
自然と顔を背けてしまう。
「遥陽は……オレのこと…ど…思ってんだよ…。」
達己の声が聞こえなかったのか、きょとんとする遥陽。
「…ッ…あああ゛だから!!!…だから……オレは遥陽が好きだ…好きなんだよ。そのまっすぐな瞳もかっけぇところも優しいところも全部好きだ。ずっと一緒にいてぇって思っちまう。この前遥陽が他のやつ(女でも男でも可)と歩いてんの見て…その……よく分かんねぇけど、胸が苦しかった。その隣はオレがいいって思った。オレが一緒に遥陽の隣を歩きたい…。これから先も…………ダメ…かな。」
「…っそんな、こと」
急にこんな事言われたら…びっくりする…よな。
「……実はオレさ、この赤い目のせいで色々あってさ、、、でも遥陽に出会った時、かっけぇって…他とは何か違うって…一目惚れしたんだ…。オレは恋愛とかよくわかんねぇけど、遥陽に対するこれは、きっと、すき…なんだと…思う。」
真剣な表情のまま顔を逸らす遥陽。
…引かれた…かな。そりゃそう…だよな…。
「…っ俺も、純粋な達己の目に惹かれたんだ。真っ直ぐな、力強い目に。…正直、この目にいい思い出は無かった…っでも!…達己とお揃いなら、赤目も悪くないと思えた。」
…ッ!…何…言って、
「俺も、達己の事、好きだ。」
思わず顔を逸らす。
目頭が、熱い…。
「…どうした、泣いてる…のか?」
「…ッばっ、泣いてねぇよ…っ!」
涙なんて気のせいだ。
だって、こんなに嬉しいんだから。
目を拭って、遥陽の方を向く。
「よろしくなっ!遥陽!」
「…あぁ。よろしく、達己」
あぁ、やっぱ…
…綺麗で、かっこいいな。
#男マチペアWwys
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