【朗読台本】よだかの星:宮沢賢治

ピアノ:『銀河鉄道の夜』久石譲(彗様) 朗読:○○様

素敵なピアノ🎹『銀河鉄道の夜』久石譲(弾き手:彗さん)を見つけたので、 宮澤賢治さんの『よだかの星』の一部を、 時間調節のため少し省かせてもらい、朗読台本としてお借りしました📙 宮澤賢治さんの小説が大好きです❤️ どなたでも素敵に読んで下さい😌 ※忙しいのでコメントや拍手のお礼は遅めで申し訳ありません。 【朗読】 よだかは、どこまでも、まっすぐ空へのぼって行きました。もう山焼けの火はたばこの吸殻くらいにしか見えません。寒さにいきはむねに白く凍りました。空気がうすくなったので、はねをそれはそれはせわしくうごかさなければなりませんでした。 00:28 それだのに、ほしの大きさは、さっきと少しも変りません。寒さや霜がまるで剣のようによだかを刺しました。よだかははねがすっかりしびれてしまいました。そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。これがよだかの最後でした。 00:54 もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。ただ安らかに少しわらっておりました。しばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。そしていま燐の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。うしろは青白い天の川、すぐとなりはカシオピア座でした。そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでもいつまでも… #朗読台本　#一人声劇　#ナレーション　#コラボ歓迎　#銀河鉄道の夜　#久石譲 #BGM #宮澤賢治　#ピアノ