ハッピーウェディング前ソング
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ハッピーウェディング前ソング
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「……よし、今日も仕事がんば……みんな???どうしたの?」
いつもの様に仕事の用意をして、カフェスペースに行くとそこにはみんながいた。
いつもと違う雰囲気が漂っている。
僕がカフェスペースに入ったことに気がつくと、三色団子の青年が代表するように口火を切る。
「あのさ、店員くんって……お嬢様と結婚しないの?」
「えっっ!?!?結婚!?!?!?!?」
お嬢様、それは僕がお付き合いさせて頂いている相手だ。そして……近いうちに僕はお嬢様と結婚したいと思っている。
でもまだ、お嬢様、と言われるだけで顔が赤くなって照れてしまう。……治さないとな。
「私達、ずっと待っているのよ?ですよねお兄様?」
「うん、そうだね。期待してるんだけどなぁ…」
「ずーっっとみんな、チッチャンがお嬢様とケッコンするのを待ってるんです!!!!!」
「えっえっ?????な、何急に?」
いきなりお嬢様のことを言われるとどうしても挙動不審になってしまう。
「糖川殿、盗み見して悪いとはわかっているんだが……
何回ぷろぽおぜせずに終わった?」
「見てたの!?!?え、えーっと……」
「14回。本当に優柔不断。もっとしっかりしなさいよ。」
「14回、だね〜。いっぱいだね〜。」
「数えてたの!?!?」
本当にいつから数えてたの……?正解なんだけど…。
いや……あの、勇気が全然出なくて…結果的に言えず終いになって……それが14回続いたんだよね……あはは……。
「なので、恩返しっていう意味も込めてといえばなんですが……千緩にプロポーズする勇気とそのお手伝いをさせてください。」
「絶対失敗なんかで終わらせないからね!」
「き、気持ちは嬉しいけど……そんな急に……」
気持ちは本当に嬉しいんだ。でもお店もあるし流石に今日は……
「臨時休業の張り紙は貼っておいたわ。」
「これで問題ないよ!」
「よーし!じゃあ頑張ってね!」
「勇気出しなよ、チヒロくん」
「よし、そうと決まれば。」
と、三色団子の青年が扉の方を見ると、そこにはたくさんの子……、お嬢様の屋敷にいるアイスクリームの子達が来ていた。
……みんな応援してくれてるんだな…
なら、僕も頑張らないと。勇気を出さないと。
これは、僕があの方に想いを伝えるまでのお話です。
って、僕への応援の曲おかしくない!?!?!?!?
#ドルチェマリアージュ
#ヤバイTシャツ屋さん #マーカル伴奏
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