【声劇】泡沫スペクトラム②
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】泡沫スペクトラム②
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①
https://nana-music.com/sounds/05bdfac9
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「…来たぞ」
『はい、視認してます』
「歪みの観測、発生地、発生時間の特定
完璧な予測だったな」
『さすがです
しかし…』
「あぁ、発生方法もどこから来たのかも、
わからなかった」
『熱はなく、電磁波でもなく、
もちろん物質でもない』
「完全なる未知のエネルギー…
上層部はエネルギー問題解決の
糸口にしたいらしいが…」
『夢のまた夢ですね…』
「ところで、
別の地方では、あれを泡沫と呼ぶんだそうだ」
『儚く消えやすいものの例えですね』
「いつの間にか現れ、いつの間にか消えていく
私の友人は、この現象を泡沫スペクトラムと言っていたよ」
『…ご友人がいたんですね』
「失敬だな、君」
『研究一筋な方かと思っていましたので』
「…歪みの観測に初めて成功したのは
その友人なんだ」
『そうなんですか…!
すごい方なんですね…!』
「彼はあれを美しいと言った」
『美しい…ですか?
私は恐ろしいです
人類にとって脅威かもしれないですし』
「…それが普通の科学者だ
だが、彼のような人間が
この幻想的な現象を紐解くのかもしれないな」
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#炭酸水の台本 #台本
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