マスカット

ゆず × Puttyeel-ぱてぃえーる-

　 ☘️8月のお菓子 テーマ：夏 ⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 𝕊𝕨𝕖𝕖𝕥𝕤 　マスカットのぷちクロスタータ ・一口サイズのぷちタルト ・中身は白餡(マスカットの餡)、上にホイップクリーム、半分に切ったマスカットを求肥でくるっと巻いたものがのっている みずみずしいマスカットとサクッとクリーム、餡のハーモニー、焼き上げたバターの風味が香るタルトの食感をお楽しみください🥮 　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝕄𝕖𝕞𝕓𝕖𝕣 　　🥮風羅 　🍡姐さん 　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝕃𝕪𝕣𝕚𝕔𝕤 🍡「わぁぁ大変！急がなきゃ！」 🥮「時間がないのですっ！」 🍡「いくよ〜」 🥮「姐さん、早くぅ〜」 🥮「せーの！」 🥮🍡「いらっしゃいませ！」 よりどりきみどり 好き嫌いはだめよ こんなにたわわに実りました よかったらお召し上がれ(🥮あ〜ん、なのです！) ストレスMAX SOS 朝から晩までイライラ それなら まぁスカッと 踊りましょう 飛び出せスマイル 集まれ ミ・アモーレ 木の実 気のまま(🥮うふふっ♪) マジですかって？ 空振りでも 泣いてちゃダメダメ(🍡だめだめ〜！)よ モウマンタイ ワンモアタイム 君らしくあれ 一皮むけばみんな(🥮みんな) マスカット 🥮🍡「ありがとうございました〜！」 　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ 　𝔻𝕚𝕒𝕣𝕪 ｢それにしても素敵なお菓子を考えられましたねぇ、とっても綺麗で美味しそう…♡｣ ｢ほんとにねぇ…我ながら上出来だと思う…｣ 姐さん考案『 マスカットのぷちクロスタータ』。 ショーケース入り第1号の完成系たちを前に、姐さんとあんこは揃ってうっとりと頬に両手をあてた。旬真っ盛り、太陽の光をたっぷり浴びて育ったマスカット。その1粒1粒が鮮やかな黄緑色の光を放って2人の心を射抜く。 ｢う〜、いけないわ、欲に負けそうなのです…。てっぺんのマスカットひとつだけでも頂いちゃ…だめ、ですよねぇ…試食なら先日済ませましたし｣ ぺたんとテーブルの上で項垂れるあんこ。その傍ら、姐さんは得意気に腕を組み、不敵に笑った。 ｢ふふふ…その言葉を待ってたよあんこちゃんッ｣ 彼女が向かう先は冷蔵庫。思わず顔を上げ、パートナーの背中をじっと見詰める妖精の双眼は、今後の展開に対するほぼ確信に近い期待できらきらと琥珀色に輝いていた。 ｢そう言うと思って！…と言うか、私が食べたかったので！製菓用とは別にもうひと房買ってあるんだな〜！好きなだけ召し上がれっ｣ ｢わぁっ、流石姐さんなのです、わたくしは信じていたのです！｣ 某無人島スローライフゲームで釣った魚を見せ付ける村人よろしくたわわに実ったマスカットを高々と掲げる姐さんに、あんこは大はしゃぎでぱちぱちと拍手を送った。1粒ずつもぎ取ってはお互いに“はい、あーん”なんてバカップルのようなやり取りをする。そんなことをして、開店までの時間を過ごした。 …残りあと5分少々というところで、いつまで経っても厨房から出てこない2人を見兼ねた仲間たちが呼びに来るまでは。 　⋆⋅⋅⋅⊱∘──────∘⊰⋅⋅⋅⋆ #ゆず #マスカット #クレヨンしんちゃん #Puttyeel #あんこペア