あの日の時間軸を追う
nazna
あの日の時間軸を追う
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眠りから覚めたソフィー。そこには窓辺の日差しを受け、本を読んでいるアイムが居た。
「…アイム」
「…起きたか。まだ寝てても良いんだぞ」
そう言って静かに本へとまた目線を下ろした。部屋には洗濯された服とリボン。机にはあの時拾ったオパールが転がっている。…何でもないのと咄嗟に言ってしまったが、アイムにはお見通しだったようだ。
カーテンが揺れる窓辺とアイム。ソフィーはぼんやり眺めながら思い出す…留守を頼まれて、皆でニコニコした時間を恋しく思いながら窓の外を眺めていた時間を…世界樹に進む前の事を。
「アイム?」「…なんだ?」
「アイムは…どこ行ってたの?」
アイムは本から目を外し、ソフィーを見つめる。ごめんなさいと声に出しかけたその時、アイムは口を開いた。
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ソフィーが聞いた話を教えてください。
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