いよ〇
よるあ●
〇わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に、声をかけてしまった。
〇●「ねえ、やめなよ」
●口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
先を越されるのが、なんとなく癪だった。
〇三つ編みの子は、語る。
どっかで聞いたようなこと
「運命の人だった。
どうしても愛されたかった」
●ふざけんな!そんなことくらいで
わたしの先を越そうだなんて!
〇欲しいものが手に入らないなんて
奪われたことすらないくせに!
「話したら楽になった」って
●三つ編みの子は、消えてった。
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