朗読 夏空と水飛沫
台本:あいざわ 読み手:○○
朗読 夏空と水飛沫
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_手が離れていく。
すり抜ける夏の日々。
☪︎アレンジ全然OKでございます。
☪︎長ければ切って大丈夫です。
☪︎コラボの際は拍手かコメントをして下さると
喜びますので、良かったらお願いしますね。
台本↓
_君を不思議と覚えていた。
それは夏の暑い日、
綺麗な蒼色が輝く場所で。
何故か懐かしい、
そして苦しいような思い出。
小さな手をつかんで、
思いっきり引っ張った。
空気の洩れる音 耳に残る雑音
全身を流れる冷たさ
ぽかんとした表情
覚えている。
頭の片隅に、
「これだけは忘れないように」と。
石の擦れる音
通り過ぎていく魚の群れ
小さな手は、いつもより冷たい。
僕は平気だからね。大丈夫。
手が離れていく。
すり抜ける夏の日々。
口から抜けたシャボン玉。
ラムネの味が残る。
もう戻らない。
溶けていく。
君と夏にさようなら。
またどこかで、会えたらいいね。
#声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本 #本と万年筆
泡は弾けて戻らない
Comment
4commnets
- 里桜🐈⬛🌸台本お借りしました!
- はりくいお借りいたしました!☺️
- オレオ台本お借りしました!こういう台本すごく好きです
- 京極@きょん台本お借りしました。ありがとうございました