いつまでも手放せない感情は
ひとさじの甘さで薄汚れている
「憧れの物語と違うのは
どうしても 不安になる以上の感触が
足りない」
チクタク チクタク
君と交わす とりとめのない言葉 結わいて
「チクタク チクタク
お別れの頃合いになっただけ」
「「口元に残る甘さはどこへやろう」」
ねえ 愛すなら愛して 厭ならば嫌って
白黒つかないダージリン
「瞼のいらない嘘の言葉に 愛をせがんでしまう
「いかないでよ」」
口をつけずに冷めた紅茶を
捨てられないような恋でも
「「心以上の言葉で君を聞かせて
もしもし」」
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