【声劇】忘れじの呪い

読み手: 台本:エグゼクティブソーダ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ▶︎「誰もが私のことを忘れていくの…」 ▷『どうして…？ 僕は君のことを覚えているのに…』 ▶︎「それが私にかけられた呪い 私と関わった人間は、 ひと月後に全てを忘れる」 ▷『なら…残りの時間で 僕が君の呪いを解く方法を探すよ！』 ▶︎「…うまくいくはずない」 ▷『でもやらなきゃ絶対に無理だ』 ▷『どの伝承にも載ってないか…』 ▶︎「…こっちの本にもなかったわ」 ▷『明日は隣町の図書館に行こうか』 ▶︎「そうね」 ▷『見て！花火だ！』 ▶︎「…私、花火をこんなに美しいと思ったことないわ」 ▷『…僕もだ』 ▷『わからない…！ どうすれば…！！』 ▶︎「…いいの 最初からこうなることはわかってた ありがとう、私のために…」 ▷『違う！ …僕が…僕が君を忘れたくないんだ！』 ▶︎「なら…一つだけ方法があるの…」 ▷『方法…？ それってどういう…んぐっ！？』 ▶︎「っはぁ…」 ▷『なっ、何を！？』 ▶︎「…あなたは誰？」 ▷『え？何言って…』 ▶︎「離してくれる？ …それじゃあ」 ▷『どうして…！』 ▷ただ一つの方法 それは彼女が僕を永遠に忘れること… ▶︎あなたが二度と私を忘れないよう呪いをかけた その…唇に… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #炭酸水の台本 #台本