きかせたいのは
ねこぼーろ
きかせたいのは
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消えたくなって 思い出した 君の声と 咽せる夏
「僕もいつか、」何回目かで 言うのをやめた
「死んだらいい」と吐き捨てる目が
いつも僕を見てる様
今日も猫がうるさく泣いている
聞かせたいのは そんな言葉じゃなくて
ぐるぐる捩れる 風の心象
捨てられない感覚が
何よりも僕を邪魔してる
君が隣で 寝てるだけでもいいから
どうか僕に居場所をください お願い
耳栓から流し込んだ音楽を
君にも聴かせたいだけ 誰かに伝えてみたいだけ
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