月の沙漠
オカリナ演奏
月の沙漠
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月の沙漠(つきのさばく)は、日本の画家、詩人である加藤まさをの作品の一つ。作曲家の佐々木すぐるによって曲を付けられ、童謡として有名になった。
「朧にけぶる月の夜」の「沙漠」を、「駱駝」に乗った「王子様」と「お姫様」が旅していく情景を描写した作品である。
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歌:川田正子
作詞:加藤まさを
作曲:佐々木すぐる
月の砂漠を はるばると
旅のらくだが ゆきました
金と銀との くらおいて
二つならんで ゆきました
金のくらには 銀のかめ
銀のくらには 金のかめ
二つのかめは それぞれに
ひもでむすんで ありました
先のくらには 王子さま
あとのくらには お姫さま
乗った二人は おそろいの
白い上衣を 着てました
広い砂漠を ひとすじに
二人はどこへ ゆくのでしょう
おぼろにけぶる 月の夜を
対のらくだは とぼとぼと
砂丘をこえて ゆきました
だまってこえて ゆきました
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「沙」の字について 編集
この詩は異国を連想させる内容からか、また現在では「沙漠」という表記が一般的ではないことからか、しばしば「砂漠」と誤記されるが[注釈 4]、題名、詩文中ともに一貫して「沙」の字が用いられている。この字が用いられる理由として
「沙」には「すなはま」の意味がある。
学生時代に結核を患った加藤が、保養のために訪れた御宿海岸(千葉県)の風景から発想した。
海岸の風景がモチーフになっており、海岸の砂はみずみずしいことから、「砂漠」ではなく「沙漠」としている。
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ジャズトランペッターのリー・モーガンが、1965年のアルバム「ザ・ランプローラー」の中で、 Desert Moonlight として演奏している。しかし、作者クレジットはリー・モーガン本人となっている。
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