【声劇】死神
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】死神
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一人二役一発撮拍手別撮
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「俺を待つは、死…のみか」
『教えてやろう』
「え!?誰だ…お前は?」
『死神だ』
「俺が死にたくなったのは手前ぇの仕業か!?」
『そう邪険にするな
お前ぇにはまだ寿命がある
医者になんな』
「はあ、呆れた
この俺に医者になれだって?」
『病んだ人間にゃ死神が付く
足元につきゃまだ寿命があるが、枕元ならもうだめだ
呪文を唱えりゃ死神はころっと消える
お前は医者になれる』
「呪文てのはなんだ?」
『アジャラカモクレン、テケレッツのパと唱えて、手を二回叩きな』
「な、治せば1000両ですかい!?
し、しかし、あの方は寿命がもう…」
(いや、布団をひっくり返して死神を足元に持ってくれば…)
「アジャラカモクレンテケレッツのパ!」
『大変なことをしたな?』
「なんのことだ?」
『欲をかいたせいで、寿命が入れ替わった
この消えかけの蠟燭がお前さんの寿命だ』
「そんな…まだ死にたくない!」
『ならこの蠟燭に火をうつせ』
「わ、わかった…」
『何を震える?消えてしまうぞ?』
「う、うるせえ!」
『へへ、そんなに呼吸を荒くして…』
「へ…?あっ…」
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#炭酸水の台本 #台本
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