空のワイングラスの横で
私の目覚めを待っているのは
千切られた紙切れに並んだ
青いインクで書かれた美しい文字
ふたりで夜に漕ぎ出しても
夜明けの頃にはひとり置き去り
愛してはならぬと拒んでも
抱かれてはならぬとほどいても
いけない時間は甘噛みのように
淡い赤色 消えない痕を残して
こんなにもあなたのことを想ってるのに
時々どうしようもないほど憎くなる
あなたは瞳の奥をのぞかせない
そのくせ私の心は何もかも
見透かされてる
U💧
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