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君と観たとある映画 札束を海に投げ飛ばすシーン
俗を抜けて 現抜けて 世界と繋がるような感覚
まともになんてならないままでいようと笑い合った
亭午 蝉の声もかき消すくらい大きな声で
一生この日が続くと思ってた
終わりが来るのはいつでも唐突だ
ねぇ Tell me why
夕景みたい 儚く 脆く
思い出がなんの足しになるんだろうか
ちっとも腹も心も満たしちゃくれない
名前も忘れて生きられたらどんなに楽だろうか
往生際の悪いエピローグ
思い出したくもないプロローグ
夏、何でもない或る日 君は
さよならも告げずにどこかへ
ふいに割れた心は床で
未だに片付けられぬまま
愛も金も何もいらない
この記憶の重りを捨てたい
言葉を吸って 憂いを吐いて
胸の奥が張り裂けそうだ
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