コラボ大歓迎【声劇】出島橋①／③

作曲演奏台本:永花

aoiつぁんが出島橋の事を思い出してくれたのでかなり嬉しく、そして懐かしくなり、全3話をお送りします。 若娘の声は出ないので志吉やります。 登場人物:志吉（しきち）…出島内で輸入品の管理を行う長崎奉行　　　　　 　　　　　　　　　　　　お抱えの仕事を行う青年。 　　　　　　　　　　　　当時出島の橋からこちら側へは許可さ　　 　　　　　　　　　　　　れた者しか立ち入れなかった。 　　　　　　　　ハツヱ…志吉とは幼馴染であり恋仲である。 　　　　　　　　　　　　商人の娘。隠れキリシタンである。 あらすじ: 今から約400年程昔 出島への入出を職務上許可されていた志吉（しきち）は、隠れキリシタンの日本人、ハツヱと恋に落ちるが、 ハツヱは出島橋を境目に向こうへ渡ることが許されていなかった。 ある日、ハツヱ達キリシタンを撲滅させようとする幕府によって、ハツヱは生まれ育った長崎の町を離れ、山へ隠れなければならなくなった。 いつか、また、 この橋の上で 二人は契り、手と手を離した。 その手は、年月が経って、再び結ばれたのだろうか。 ◯志吉役…永花 ●ハツヱ役…◯◯ ___________________________________________________ ◯志吉「ごめん、ここから、先は…」 ●ハツヱ｢わかっとる！うちは行けん事くらい 　　　…ねえ、また会える？｣ ◯志吉｢（抱き寄せる）…今日は人ん多いなぁ。 …あ、【くんち　】があるんやったなぁ。」 ●ハツヱ｢ねえ！(笑)質問に答えて！｣ ◯志吉「当たり前たい、 　　　この小さい島が沈んでも、俺はこの長　　 　　　崎から出ていくもんかっ。 　　　 ●ハツヱ｢志吉…あんね、（小声で）うち、、実　 　　　は、、 　　　キリシタンたい、｣ ◯志吉　｢お前！｣ ●ハツヱ｢（さえぎるように）もうすぐね、 　　　　　　うちたちに、踏み絵の番が回ってくっと。 　　　　　　…だけんね。 　　　　　　捕まらんように、山奥に隠れると。明日、、｣ ◯志吉｢隠れるって、どこに！｣ ●ハツヱ｢…そいは、言えん…ごめん…でも！ 　　　　さようならって言いたくなかけん、 　　　　うちは、志吉が好きやけん、、 　　　　　（泣く）｣ ◯志吉｢…ハツヱ、、もう会えんとか！？」 　　　どげんかならんとか！！｣ ●ハツヱ｢…ならん。どうにもならんとよ。 　　　　…いつの日か、私が生きてこの橋に戻ったらね、、、、　　　 　　　　私ば…志吉の…お嫁さんに…｣ ◯志吉｢…（抱きしめる)ハツヱ… 　　　ずっとずっと、俺はこの橋で待っとる！　　 　　　　生きて返って来い。 　　約束だ。いつかお前ん言っとった本物の外国の舟に乗ろう。　　 　　　だけん…｣ ●ハツヱ｢(明るく、意を決したように) 　　　　志吉、こん（※この）橋で、また！！会おうね！！｣ 　　 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 話の続きはこちらで候。↓ ②／③https://nana-music.com/sounds/06019e2b #声劇 #時代劇 #恋愛 #台詞 #声劇台本　#切ない　#泣ける　#２人用　#二人用