あんなに泣いていたのに、
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とりあえず今夜は安心さ
足跡は雪が消していた
声はひどく痛んだ
乾いた乾いた
遠くの狐がこんこんと
僕たちを探しているようだ
そっと息を潜めた
このままこのまま行こう
凍てつく雪の中で
確かな熱を帯びた
呼吸をして声を焼いて
燃えた燃えた禊の火
さぁ縁の垣根を超えて
貴方をもっと知りたい
言えないまま言えないまま
いつの間にか雪は雨になりました
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