花を唄う
シノ
花を唄う
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何か見つめる君 近くて遠い
伸びた爪 冷めた手で 握る手が痛い
それでも私は あの花のような笑顔で
君と笑うの 偉いでしょ?
桜の花舞う季節
「さよなら」その一言が言えず
きっと心の中から消えず
私 ずっと 一人なの?
目の前に咲いた花
この世の何よりも 色付いて
手を伸ばしても 触れないから
夢見の花を一人 握ってた
揺蕩う唄 唄う 花の唄
口遊んで 歩く
何か掴んでたはずの手が
空に溶けていた 花を掴んだ
光差す君の横顔は
とても綺麗で
思わず息を飲み込んで
ただ戸惑う
ねぇ、待って? 届かないなら
私はただ君の幸せを願おう
これでいいって自分に言い聞かせるの
物憂げに 見つめた 君に唄う
天邪鬼な 希う唄
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