【声劇】私の思い出 〜1年生〜⑧
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】私の思い出 〜1年生〜⑧
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「…二宮先生?」
『…佐倉先生
どうして真田にこの場所教えたんですか?』
「生徒に先生の所在を聴かれたんだから、
答えるのは当然でしょう?」
『はぁ…あいつが告白してくることくらい
わかってたんじゃないですか?』
「あ、やっぱり
なんて答えたんですか?」
『…告白させませんでした』
「…そうですか」
『生徒を傷つけずに諦めさせる…
俺には人生経験が足りなかったです』
「逃げちゃったんですね」
『…はい』
「私、先生って
いつでも生徒たちに寄り添うものだと思うんです」
『それは…俺も…』
「だから生徒と教師の関係を超えた感情を向けられたときも、教育者として寄り添わなければならない
二宮先生なら、それができるんじゃないかなって思ってたんですけどね」
『無責任ですね…当事者はあっぷあっぷですよ』
「真田さんが本気なら、二宮先生には本気で向き合う責任があるはずです」
『…向き合う…責任』
「次はちゃんと、真田さんと向き合ってくださいね
二宮先生」
『…はい、自信、ないですけど』
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#炭酸水の台本 #台本
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