声劇 ホリゾンブルーの指輪
台本:あいざわ 読み手:○○
声劇 ホリゾンブルーの指輪
- 298
- 5
- 1
_静かなタクシーの中、巡る記憶。
同じようなの書いた気がする
☪︎アレンジ全然OKでございます。
☪︎長ければ切って大丈夫です。
☪︎一人称は私になってますが、役に合わせて変更して下さって大丈夫です。性別逆転もありです。
☪︎コラボの際は拍手かコメントをして下さると
喜びますので、良かったらお願いしますね。
台本↓
静かなタクシーの中、沈む夕日を眺めていた。
海岸沿いの道に差し掛かったあたりだから、
とても綺麗に見える。
あの頃、彼とここの海岸に来たっけ
なんて思い出に浸る。
私のことを急に海に連れ出したかと思えば
綺麗な顔ではしゃぐもんだから、
もうどうでも良くなって。
かと思ったら、急に足を止めて
抱きしめてきて「一生幸せにする」なんて
真剣な顔で言っちゃって。
_幸せ、だったのに。
目を閉じても、
嫌ってほど脳裏に浮かぶのは彼の顔。
彼は私の事なんて忘れて、
今頃楽しくやっていると思う。
かっこよくて優しい人だったから、
あっちにいっても人気者なはずだ。
目を開けて、窓ガラスに手をかざす。
夕日の光を浴びて輝く左薬指の指輪。
私、もう他の人のになったよ。
あの時海岸で言った言葉、忘れてないけど。
「僕を忘れて、幸せになって。」か。
......矛盾してるよ馬鹿。
#声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本 #本と万年筆
「ねえ....僕の最後の願い、聞いてくれる?
僕はこんなに弱い。
病気って、どうしてこう残酷なんだろうね。
.....きっとこの先君は、
僕よりもいい人に出会えるよ。
だからさ、お願い。
『僕を忘れて、幸せになって。』」
Comment
1commnets
- ☻あやね©台本読ませていただきました!ありがとうございます