<朗読声劇用>「透明色の無題」

朗読してくれた 素敵なあなたの名前

少し前に　仕事帰りのバスの中 窓の外は　確か雨が降ってて それを　ぼ〜っと見つめながら 書いた物です 朗読台本　160本目かな？ 「透明色の無題」 題名は読まないほうが良いと思います☔️ 生きるのを　やめたくなった それは悲しいからじゃなくて 明日が怖いから　不安だから そんな事じゃなくて なんか　自分の事を 嫌いになりそうだから 無理して頑張る　この心も 遠慮してしまう　この指先も 戻し方が分からなくなった　この笑顔も 「大丈夫　大丈夫」と歌う　この声も 何もかも　嫌いになりそうだから スベテが　嫌いになりそうだから 生きるのを　やめたくなった 呼吸をしてる事自体が強がりに感じた 心臓が動いてる事と 強がりは　きっと　おんなじで 僕は(私は)また 色濃く　透明な涙を流す 自分でさえ気付かないほどの 色の濃い透明で ゆらり　ふわり 1秒でも早く終わらせたい ゆらり　ふわり 1秒でも長く生きていたい ゆらり　ふわり そのままの　このままの 自分で居たかった 雨粒が　冷えた指先に絡みつく 街頭に照らされ　 キラリと光る雨粒は 無くなる前の一瞬のヒカリ ねぇ　気付いて…… 読んでくれて ありがとうございました #朗読台本　#声劇台本　#望雪演奏