朗読台本 カラクリの世界

朗読:お名前 台本:ねろ 伴奏:そうすけ 様

設定 カラクリの世界に居た、ひとつのカラクリのお話。 そのカラクリは心を持ち、捨てられたというのに人間が好きだという変わりモノ。 これはそのカラクリによる手記である＿＿ 捨てられたら人間の世界からカラクリの世界へ異世界転移的なことができるよというファンタジーな設定です。 これでも手直しめっちゃしたんだが、やっぱおかしいよね。ぶっとんでるよね。 でも何かすごい満足だから誰か心優しい方読んでください。 多分時間あまると思うので読み聞かせるようにゆっくり読むことをおすすめします。 設定凝ったのに何故｢からくり｣をカタカナにしたのかは謎です。 よろしくお願いします。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 僕の名前はエネージュ。 突然ですが、僕には心があります。 人間のように歌を歌うし、人間のように泣いたりもする。 けれど、その様子を他のカラクリたちは気にもとめません。 それは心がないから。 心がないなら、感情もない。 それが、この世界のカラクリたちです。 人間とカラクリ、どちらが好きかと問われたら 僕は迷わず、人間、と答えるでしょう。 だって、カラクリばかりの世界はいつだって ひんやりとしていて凍えてしまいそうだから。 独りぼっちはとても辛いです。 この世界で生きていても、虚しくなっていくばかり。 だから、もう僕には心なんて要らない。 きっと、心がない方が生きやすい。 ねえ、どうかお願いです神様。僕から心を ＿＿奪って下さい ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ なぜこのカラクリに名前があるのか[補足]します。 エネージュがつくられたのは日本ではないどこかの外国です。 そして、既に日本ではカラクリは廃れてしまって、日本人の記憶から忘れ去られてしまっていました。 そこで、外国の職人はどこか懐かしいカラクリに興味を持ち、つくった試作品に名前をつけました。 その試作品というのがエネージュです。 #朗読 #台本 #朗読台本 #切ない