きせつひとめぐり
千紗【水香】真【ライム】
きせつひとめぐり
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素敵な台本読ませていただきました
ありがとうございます
「そしてまた、始まりの春へ」
【あらすじ】
二つ揃いで買った皿やマグカップ。ああでもないこうでもないと言いながらお店を巡った家具。誕生日にもらった写真立て。
どれもが部屋から運び出されて、狭かった部屋が広くなっていく。
私たちは今日、この思い出の詰まった部屋を出ていく。
⚠️性別変更:×/台本変更:崩さない程度のアドリブ◯/転載:×/
使用時拍手お願いします。
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(曲入り)
千紗「この部屋、ベランダに花びら溜まる!」
真「桜が綺麗なのはいいんだけどな」
千紗:一緒に暮らし始めた、窓の外が一面桜色に染まる春。
(1:17)
真「扇風機は置き場所無い」
千紗「まだ床見えるもん!」
真「寝る時どうすんだ」
千紗「まこちゃんが扇風機に抱きつく」
真「お前な」
千紗「えへ」
真:扇風機の購入で、言い争った夏。
(1:03)
千紗「まーこちゃーんのてっりょうり!」
真「頼むから黙って待ってろ」
千紗「はぁ、食の秋最高! 誕生日、ばんざーい!」
真「芸術方面には傾かないもんかねぇ」
千紗:誕生日だからと、君が台所に立ってくれた秋。
(0:44)
真「空っぽだな」
千紗「こんな広かったっけ」
真「お前があれこれ買ってくるから狭くなった」
千紗「何をー! でも、思い返してみりゃ長かったね」
真「5年だろ、まだ」
千紗「んっふふ。まあね」
真「それより長い時間を、これから過ごす」
(0:23)
千紗:そして、引っ越しを決めた冬。私たちは今日、この思い出の詰まった部屋を出て。
真:新しい場所で、新しい日々を始める。
(0:10)
二人「『きせつひとめぐり』」
(0:07)
千紗:だからこれは、通り過ぎた季節を思い返すための話。
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千紗(ちさ)
五年前に真の部屋に転がり込んできた。めでたく付き合い始めて6年目の冬、ワンルームの炬燵でシレっと告白されて蜜柑を投げました。芸術よりも美味しいごはん。
真(まこと)
元々の部屋の住人。めでたく付き合い始めて6年目の冬、炬燵でシレっとプロポーズしました。三度の飯よりも実は千紗と思い出の詰まったこの部屋が好きだった。
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