【2人声劇台本】銀河行き汽車 コラボ歓迎
台本:露子 BGM:レーニャ様
【2人声劇台本】銀河行き汽車 コラボ歓迎
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満点の星空の下、山奥で遭難しているところを空想しながら読んでいただければと思います。銀河行きの汽車を待つ女の声劇台本です。
宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』を頭の片隅にぼんやりと思い出しながら、会話文を作ってみました。
台詞は読みやすいようにアレンジしてもらって構いません。
素敵なBGMはレーニャ様からお借りした。読んで下さった方はレーニャ様にも拍手、お礼のコメントをお願い致します😊
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🙍♀️銀河行きの汽車を待つ女
🧖🏻なんとなく付いてきた人
🙍♀️「ふぅっ!着いたわ」
🧖🏻「はぁはぁ。君はこんな急で真っ暗な山道を100年も月の出ない晩に通い続けたの?僕(私)はもうヘットヘトだよ。」
🙍♀️「今夜こそは絶対に来ると思うの。そしたら私…」
🧖🏻「そうか…、ちょっと休ませてくれる…?はぁはぁ…」
🙍♀️「ねぇ、見て!あれ!」
🧖🏻「え…?」
🙍♀️「ほら!はくちょう座の方角から汽車がやってくるわ!」
🧖🏻「え?どこ?星以外、な、何も見えないけど?」
🙍♀️「やっとだわ…、あの汽車に乗ったら、やっと懐かしいお母様に逢えるわ」
🧖🏻「そうなの?君のお母様に…それはよかったね。でも、駅は?なんだか真っ暗だし、駅も汽車も僕(私)には見えないけど…」
🙍♀️「私のお母様はね、透き通った水晶の粒の砂がきらきら輝く海の近くに住んでいるんですって。その水晶の粒ってね、ザラメのように甘いんですって。そこに私も一緒に住むの。お母様とお約束をしたの。」
🧖🏻「へぇ〜、そんな夢みたいなところがあるんだ。僕(私)も行ってみたいなぁ。」
🙍♀️「来たわ、来たわ!あぁ、早く逢いたいわ!」
🧖🏻「え、え〜!!何にも見えないよ〜」
🙍♀️「次の停車駅は木星ですって!じゃぁね!ここまで見送ってくれてありがとう!」
僕(私)は蝉がうるさく鳴く木漏れ日の中で目が覚めた。きっと彼女は今頃汽車の中で、そろそろ木星あたりに到着する頃かな…
(↑ここまで読んでね)
#台本 #声劇 #2人声劇 #台詞
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