ドライフラワー
👁🗨(cv.結衣華)、📿(cv.名無しの権兵衛)、💉(cv.冷茶)
ドライフラワー
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⚠️こちらは雰囲気真似サウンドです⚠️
色褪せたのは、記憶か、思い出か。
消えていったのは、声か、顔か。
―忘れてしまえたら、楽だったのに
Cast
👁🗨五条悟:結衣華
📿夏油傑:名無しの権兵衛
↳ https://nana-music.com/users/6020661
💉家入硝子:冷茶
↳ https://nana-music.com/users/6510946
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💉多分、私じゃなくていいね
余裕のない二人だったし
気付けば喧嘩ばっかりしてさ
ごめんね
📿ずっと話そうと思ってた
きっと私たち合わないね
二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね
👁🗨もしいつか何処かで会えたら
今日の事を笑ってくれるかな
理由もちゃんと話せないけれど
貴方が眠った後に泣くのは嫌
💐声も顔も不器用なとこも
全部全部 嫌いじゃないの
💉ドライフラワーみたい
👁🗨君との日々も
💐きっときっと きっときっと
📿色褪せる
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「……で?何の用事があって呼び出したんだ」
「あ~、うん。別に特別な用があったわけじゃないんだよね」
「はぁ?」
ぷかり、煙草の煙が夜の帳に消えゆく中。並び立つ五条の言葉に、家入は眉を寄せた。
ようやく仕事も終わり、さて帰ろうといった時に呼び出されて来てみれば、用事がないなどと。怒るのも当然のことだろう。しかし五条は家入の様子など気にする素振りもなく、ただぼうっと一点を見つめていた。
「……何かいるのか?呪霊は見当たらないが」
「いや、いないよ。僕の目にもなーんにも写ってない」
写ってくれないんだ、と。
ボソリと付け加えられた言葉に、家入はようやく彼が何をしているのかに思い至った。
(そこは、アイツがよくいた場所だったな)
日にいくつもの死を見ていく中で、それらひとつひとつを覚えておくなど正気の沙汰ではない。忘れてしまう方がいいのだ。生きている人間にとって、それは枷にしかならないのだから。
―それでも。
「覚えていたいからさ、付き合ってよ」
「……煙草1本分なら、一緒にいてやる」
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