声劇『その闇に光差すとき』
⚫️晶:○○ ⚪翠:柚子nomi 伴奏:四ノ宮りゐ様 台本:こだぬき
声劇『その闇に光差すとき』
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⚫️晶(あきら)
常闇に取り憑かれた者
自身を取り巻く環境に慣れることが出来ず、
孤独を望みすぎたが故に悪夢に閉じ込められる。
⚪翠(すい)
晶とは別の時空軸から悪夢へ誘われた者
自身より他者を尊重する優しさを持つあまり、
常闇に纏い憑かれる
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⚪僕達は永(なが)く、暗い闇から抜け出すために光を追い求めた
⚫️常闇(とこやみ)は寒い。だからこそ 光さえ手に入れることが出来れば何かが変わると 信じて疑わなかった
⚪しん、と沈む音に耳を傾ければ 目の前を占領するのは暗がりだけ
⚫️あぁ、まただ。俺は…
⚪「晶…眠れないの?」
⚫️「闇が、…闇が 迫ってくるんだ」
⚪「大丈夫、大丈夫だから」
⚫️翠の腕は冷たい。まるで、無機物のように
⚪「君と、ずっと一緒にいるから」
⚫️「…本当か?」
⚪「君が嫌だと言ってもやめない」
⚫️「…そうか」
⚪君が望む世界は、とても明るくて、朗らかな香りのする花が咲いているんだろうね
⚫️「翠、頑張れ! 此処を抜ければ きっと」
⚪この虚(うろ)のような世界を抜ければ、どんな光景が広がっているんだろう
⚫️「一人に、しないでくれ…!!!」
⚪「やっぱり、優しい光が好きだな」
⚫️「いやだ、翠!!!」
⚪僕達の朝が出迎える光の中。
そこでも 君は泣いているんだろうか
⚫️「お前がいない世界なんて!!」
⚪「君にどうか。光が、届きますように」
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