【二人声劇】蝕罪(ショクザイ)
読み手:▼ ○○様 △ ○○様 BGM:haruki様 台本:千雪堤
【二人声劇】蝕罪(ショクザイ)
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「その部屋は、死んだ者が帰ることの出来る部屋」
息子のような存在を殺した記憶を植え付けられた男と
その男に育てられた子のお話
罪の意識は彼を蝕み続けていたのだろう
利用規約台詞下
[台詞]
▼「今…なんて言った?」
△「貴方、そんなに耳、悪かったんでしたっけ?
貴方を殺せば良いと言ったんですよ」
▼「ふざけてんのか」
△「残念ながら…本気ですよ?
だって、貴方を殺せば
貴方は無事に帰れるんでしょう?」
▼「話聞いてたか?
俺は誰かの犠牲で生きるつもりもねえ」
△「(被せるように)…正直!
貴方を手にかけたくはないですし
出来るとも思ってないですよ。
でも、やるだけやってみるしかないですよねえ」
▼「別の方法を探す気もねぇと」
△「ないですよ。
2人仲良く帰る必要もない。
貴方だけが帰ればいいんです。
私のエゴで、生きて下さい」
▼「そうやって自分ばかり犠牲にしやがって。
こっちが何も思わないと思うのか!」
△「…だって私、貴方を殺したんですよ
もう生きてるのもウンザリです
私は早く、終わらせたいんですよ」
▼「待て。殺した?誰が」
△「私が、ですよ
そこだけ都合よく忘れてくれてますか?」
▼「…は?」
△「何かのおかげで生き返ったようですけど
私が貴方を殺した事実は消えません
さっさと、帰って下さい
私はここで、一人で死にますから」
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[ハッシュタグ]
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#千雪な台本
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