『灯』 1章 1話 台本
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『灯』 1章 1話 台本
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1章
1話
詩織「……ハッ、あ、あれ? ここ、どこ?……森?な、なんで私こんなとこにいるの…!? 私、さっきまで…、………さっきまで、何してたんだろう…。」
雪「どうかされましたか?」
詩織「きゃあ!?」
雪「わっ、す、すみません。何かお困りのようでしたので…。」
詩織「あ、私、いつの間にかここにいて…、さっきまで何してたのかも、よく分からなくて…。」
雪「えっと、つまり、道に迷ってしまったんですか?」
詩織「あ、…、まあ、…はい…。」
雪「それは大変だ。……あの、貴方さえ良ければなのですが、一緒に来ませんか?」
詩織「え?」
雪「ああ、変な意味ではなくて!僕、この辺りにある喫茶店の店員をしていまして。そこで少し休んで、ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか?」
詩織(こんなところに喫茶店が?……少し怖い。でも怪しい人には見えない…。他にどうすればいいかも分からないし…。ついて行ってみようかな)
「じゃあ…、お、お願いします…。」
雪「わかりました。ご案内しますね。」
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