空想フォレスト
♚Rosa Noir♚
空想フォレスト
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__物語の中でしか知らない世界に少し憧れる__
💉紅谷リン ソロ曲「空想フォレスト」じん
「あの時、ひとりぼっちだった私を見つけてくれて、ありがとね」
~ lyrics ~
夏風がノックする
窓を開けてみると
何処からか 迷い込んだ鳥の声
読みかけの本を置き
「どこから来たんだい」と笑う
目隠ししたままの 午後三時です
世界は案外シンプルで
複雑に怪奇した 私なんて
誰に理解もされないまま
街外れ、森の中、人目につかないこの家を
訪れる人など居ない訳で。
目を合わせないで!
固まった心、一人ぼっちで諦めて
目に映った 無機物に
安堵する日々は
物語の中でしか知らない
世界に少し憧れることくらい
許してくれますか?
淡々と流れ出した
生まれてしまった理不尽でも
案外人生なんで。
私の中じゃ。
ねぇねぇ、突飛な未来を
想像して膨らむ世界は
今日か明日でも
ノックしてくれないですか?
~ episode Rin~
リンは世界でもかなり珍しい吸血鬼一族の家系に生まれた。吸血鬼のため、血を飲まなければいけなかったが、人間と仲良くなりたかったリンは血を飲むことを嫌っていた。ある日、山奥にある家から出て、麓の公園に行き、同世代の子供達と仲良くなろうとした。しかし、子供達に近づいた瞬間、血の摂取量が少ないことから、欲望に負けて噛み付いてしまう。それを見た子供達は化け物だと罵り石を投げ逃げた。それから人間とは仲良くなろうとせずに家の中だけで暮していた。血を飲むことへの嫌悪感も無くなっていた。その後、ミサが吸血鬼がいるという情報を掴み、興味を持ったネネが会いに行き、勧誘する。最初は躊躇ったがネネの不思議な魅力に惹かれ、加入する。
使用させていただいた音源
https://nana-music.com/sounds/014e997e
ARI様
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