朗読台本「薄れてゆく彼方」

あなたのお名前

失えば失うほど高騰する不便な価値 ---------------------------------- いつまでも 離れない記憶 忘れていても その日にはふと貴方が居る 小さな自分よりも 大きな大きな貴方 あの温もりが私に足りないモノの全てであると 心の奥底で小さな私が泣いている 幸せなはずなのに ひとりじゃないのに 今日も誰かと笑い合ったはずなのに もう何年も経ったはずなのに もう一度甘えたいと 心がせがむ もうすぐ貴方をこえる日が来る 今もどこかで見てるのかな 結局 何も変わらない私を 失ったものを価値にできるほど 器用じゃないから どうか笑っていてくれたら 年月を重ね 淡くなる貴方の背を 無意識に追っている私を きっと 空が許してくれる ---------------------------------- みわたか様の素敵な伴奏を使用させて頂きました。 読まれる際は台本と伴奏に拍手をお願い致します。 台本みっつめ、これも最近書いたもの。 私が時折感じることをちりばめた様な文です。 読む人によって伝わる色が変わる曖昧な文をたくさん紡いで行きたいです*° 冬紀コウの台本 https://nana-music.com/playlists/3566561 #声劇台本 #声劇 #台本 #朗読 #朗読台本 #一人声劇 #1人声劇 #切ない #声劇民と繋がりたい #冬紀コウの台本