【ガチ朗読】「錆び付いた鎧」
演者様「〇〇」 台本「池田太陽」 環境音「うどんと猫」さん。
【ガチ朗読】「錆び付いた鎧」
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池田太陽と申します。
読み手様の感じたままに読み上げて頂ければ幸い
↓セリフ↓
私は心に傷を負った。
他人に理解されない苦しみはとても辛く、そして、とても虚しい。
頭では理解している。
身体が理解しないだけだ。
どれだけ綺麗で、
素敵な言葉を並べられても沈んでしまった心には重りになるだけだ。
プレッシャーという重りになるだけだ。
心の強さの向こう側には何がある?
生まれながらにしてのアドバンテージだ。
強靭的な心があっても、強靭的な肉体が無ければ勝手に崩れて行く。それが人間だ。
だからこそ、人は鎧を着る。
だが、その鎧は大抵。脆く、足りない。
完全な鎧を着ている人間など居ない。
皆、おとぎ話のアーサー王やジャンヌ・ダルクに憧れるが、そんなものはただの空想だ。
そんな者は居ない……。
だから私は目の前のフェンスを握り締める。
砕かれた心と共に。
#池田太陽の台本
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