【声劇】ラスコーリニコフの斧
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】ラスコーリニコフの斧
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「君は自分が何をしたかわかっているのか?」
『悪を裁いただけだ
私の行為にこそ正義はあるんだよ』
「62…何の数かわかるか?」
『さあ…私には皆目見当もつかないなぁ…』
「君が殺した人間の数だ」
『へえ、そんなに悪を裁いたのか』
「黙れ、殺人鬼
なぜこんなことをしたんだ」
『罪と罰、を知っているか?』
「罪と罰…?」
『学が無いな
ドフトエフスキーだ』
「それくらい知っているさ
それが何だと聞いているんだ」
『ラスコーリニコフは、選ばれた非凡人という意識から
悪徳高利貸しを殺す…同意見だ
選ばれた人間は、悪を殺す資格がある』
「ラスコーリニコフは、罪の意識にさいなまれる
自分が正義でないことに気づくんだ
君とは違う」
『そこだよ!
ラスコーリニコフは、罪の意識からついぞ完成しなかった!』
「何?」
『罪の意識など持つ必要がなかった
彼は正義…正しいことをしたのだから…』
「君は正義なんかじゃない
だから法によって裁かれる」
『私が死んでも、私の意思は誰かの正義を執行させる
私こそがラスコーリニコフの斧になるんだ!』
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#炭酸水の台本 #台本
Comment
2commnets
- 工グゼクティブソーダ
- YUZUMI 🐱歌い手とても素敵な台本ですね!