君と出会ったのは
ひどく蒸し暑かった夏の日
8月の風に揺れてた君の長い髪と
よく笑う大きな目
付き合い始めた頃は
笑えるくらいに金がなくて
デートはいつもコンビニの駐車場
ぼくが吹かしたタバコの煙が
空に消えてくのを
眺めて君は『綺麗だね』って呟いた
ナナ 気付いたよ
大切な人はこんなにも
近くにいるんだね
ナナ 君だけさ
他には何もいらないよ
君がそばにいれば
薄っぺらなサイフに君の写真
時々眺めてニヤついている
すべてをかけてでも
守るべきものを見つけたよ
Comment
No Comments Yet.