キュン
contrary
キュン
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正反対だとしても、抗ってみせる!!
皆様こんにちは。contrary-対のウタ-です。毎月歌唱サウンド、Short Storyを投稿してまいりますので、是非ご覧くださいませ。
໒꒱Setting
_____世界最大のアイドル都市、"Dream City"。
ここにはアイドルのみが住むことを許され、同時に活動はここでしか許されない。ファンは毎回アイドルを映像で観て楽しむのだ。
アイドルになる為の審査をくぐり抜けた者はたくさんおり、数が増え過ぎたために、都市はアイドルに"愛称"と声の"分類"をつけ、管理を始めた。
それからというもの、対の声と分類されたアイドルグループが次々と都市の圧力により解散、同じようなアイドルばかりが残るようになり、アイドルブームは衰退していった。
そんな時に、ハクとクオンはアイドルを志し、Dream Cityに足を踏み入れた。
周りが辞めていくなか、対の声を持つ二人は堂々とステージに立ち、マイクを持ち。
対の声を、だけれど同じ志しを持つ歌声を、ステージに響かせた______。
✦Short Story
クオンSide
あたしたちはライブ後、早速都姫との接触をはかった。
「都姫さん、こんにちは」
「…は?contraryじゃない。何の用よ?」
「ちょっと都姫さんとお話しさせていただきたくて」
ハクがそう言って都姫の手を取りぐっと引っ張る。
「ちょ、なにす」
「本当にちょっとでいいので」
空き部屋と化した楽屋のひとつに都姫とハクと一緒に入り、率直に聞いた。
「…あなたは、あたしたちに悪口を言ったりする時、とても苦しそうな表情をするわよね?それはなぜ?」
「は?」
「気づいていなかったの…?他の子達はすごく怖い顔をして言っていたけれど…、あなただけは嫌そうに言っていた。だから、もしかして都長がむりやりあなた達にそういうことをやらせているんじゃないかって思ったの」
「……はぁ。アタシってば本当ダメダメ。だから何回やっても落ちるのよ…!!!」
都姫は両手で顔を覆い、自分に呆れたようにため息をついた。
何回やっても…とは…もしかしたら…。
「まあ…最近あの人の我儘な指示に嫌気がさしていたところだったし、特別に教えてあげる。それでアタシをここから出して頂戴。それでどうかしら」
都姫は心底疲れたような声色でそう提案すると、あたしたちが返事をする前に話し始めた。
「アタシ達と都長はある"約束"をしてる。その"約束"を向こうに守ってもらうには、都長の言うことを聞いてアンタたちを潰さないといけないの。…これでいい?」
「…あなたは、都長から解放されたくないの?」
ハクが静かに聞き、部屋を出ようとしていた都姫の動作がぴたりと止まった。
「…されたいに…決まってるじゃない…もう、嫌なのよ……アンタたちを傷つけて…ファンにも…仲良くなんてないのに嘘の姿を見せて……」
都姫は泣き崩れてしまった。
都姫はもう、とっくに限界だったのだろう。
「なら、都姫。あたしたちと一緒に、反逆しない?」
「もちろん表立って協力はしなくていいよ。協力して欲しいって声をかけた時だけ協力してほしいの」
あたしとハクは都姫をまっすぐ見つめた。
「っ……誰にも、言わないなら。必ず、反逆が成功するなら…協力してもいいわ…。アタシの"約束"…、都長に叶えてもらっても幸せになれる気がしないって…思ってはいたから。」
「もちろんだよ。…これからよろしくね、協力者さん」
「よろしくお願いします」
「…うん。…じゃあね…」
都姫は涙でぐしゃぐしゃになった顔をタオルで拭き、サッと楽屋を出て行った。
____これはまだ、第一歩にすぎない。
都姫以外は協力を嫌がるような人が揃っているcorrect rightsの面々に、どう協力を仰ぐか。
その日、あたしとハクはさらに話し合いを重ねた。
໒꒱Idol Roster
contrary
🌷光石 恋白 cv.さくらんぼあめ
「わたしたちの歌で、みんなを幸せにできたら…それ以上嬉しいものはないね〜。だから歌うよ〜、正反対だ、合わないと言われたとしても、クオンと一緒に!」
アイドル名 白"HAKU"
歌声のタイプ 光
パートナー 黒"KUON"
🥀城影 黒音 cv.琉伊
「あたしたちの歌で、みんなに幸せを与えたい!!その為にあたしたちは歌う!全力で!合わないなんて、そんなの決まってない。…たとえ前例があったとしても、それはあたしたちじゃない!だからハクと歌い続ける!」
アイドル名 黒"KUON"
歌声のタイプ 影
パートナー 白"HAKU"
✦Rival group"correct rights"
🌸桃園都姫 ももぞのみやび
「アタシ達に勝とうなんて、ムボーなこと言っちゃって♪だぁいじょうぶよ、そんなに頑張らなくてもっ。アタシ達が潰してあげるから♪」
アイドル名"都姫"
歌声のタイプ"色"
パートナー ルリ/アカリ/優里沙
気の強いcorrect rightsのリーダー。甘くも凛とした声を持つ。かっこいい物、人に目がない。都市も反逆者にもあまり興味はない為、オフの時はわりと気さくだったりする。プライドがかなり高い分、実は誰よりもメンタル面が弱い。
🌙彩黄琉梨奈 あやきるりな
「キミ達、"DreamCity"がどうしてまだ息をしているのかわかっているのか?…そうそう、都市のおかげだ。わかってんじゃん。それなのに何、抗うって。面白い冗談だ!_____今すぐ辞めさせてやるよ」
アイドル名"ルリ"
歌声のタイプ"色"
パートナー 都姫/アカリ/優里沙
中性的な声を持つcorrect rightsの王子。男性のような話し方をし、熱血で優しい性格をしている。自身が尊敬する都市に対して反抗しているcontraryに冷たい態度をとっている。スポーツ関連を好む。実はかなりの妹気質。
💧水谷あかり みずたにあかり
「あーむっ。もぐもぐ…んー、今日もおいしいなぁ〜。え?あー、あかりその潰すとか潰さないとか特に興味ないんですよね〜。だってあかり関係ないし?…でもあかり、反逆者とか大っ嫌いなんだよね。だからさ、____消えて?ね?」
アイドル名"アカリ"
歌声のタイプ"色"
パートナー 都姫/ルリ/優里沙
何事にもあまり興味を示さない、ふわふわと可愛らしい声の持ち主。ただし、それで成り立っているのにそれを邪魔するもの(反逆など)に対してはかなりの反抗心を見せる。余計なことが大嫌い。ハンバーガーはあかりの大好物。
🍀茶緑優里沙 さみどりゆりさ
「どうして反逆するんですの?わたくし達だけがアイドル。それを都市様は望んでる。都市様が間違っているはずありませんわ。変なことをおっしゃっている暇があるなら、さっさと荷造りでも始めたらいかが?」
アイドル名"優里沙"
歌声のタイプ"色"
パートナー 都姫/ルリ/アカリ
誰もが知る企業の社長令嬢。優雅で落ち着いた声を持つ。弱々しげな話し方をするが、それは話し方と雰囲気のみで、言葉は鋭く容赦がない。自分と仲間こそ絶対という思考を持ち、そのほかをひどく嫌う。苗字に緑が入っているが、緑色は嫌いらしい。琉梨奈と同じく都市を尊敬している。
都市の長
👠満嶋 雛香 みつしま ひなか
Dream Cityの都長。アイドルを嫌っており、前任の父親から都長を引き継いですぐに"整理"を始めた。自分の思い通りにならないと周りに当たることが多く、秘書は何度も変わっている。
✦lyric
🥀Sunday なぜなんて Monday 聞かないで
Tuesday きっと 理解できないだろう
🌷Wednesday 毎日 Thursday 見かけて
Friday 思い続けて来たSaturday
🥀もっと 会いたい なんて 不思議だ
きっと 僕は声を掛けられない
🌷目と目 合うと 胸が締め付けられる
🌷電車の窓 手鏡代わりに
🥀春の制服 そっとチェックして
🌷腕に巻いてた真っ黒なヘアゴムで
🥀ポニーテールに髪を束ねた
🌷「可愛い」
🎤君のその仕草に萌えちゃって
あっという間に虜になった
🌷静電気みたいにほんの一瞬で
ビリビリしたよ
🎤何もなかったようにさりげなく
遠い場所から見守っていよう
🥀そんな思いさえ気づいていない
🎤余計に君を抱きしめたくなった
#キュン #日向坂46 #違法音源じゃないです #contrary
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