台本「君と暮らした部屋」

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―――――――借りる前に御一読下さい――――――― ※台本文をキャプションに転載(コピペ)するのは御遠慮下さい。 もしも転載された方を見かけましたら削除をするように申し出をしますのでご了承下さい ※一人称、性別の変更は世界観、台本の雰囲気を壊さない程度でしたら大丈夫です ※アドリブ、アレンジは台本を大幅に改変するものでなければ大丈夫ですが、話の流れなどを無視したセリフなどは御遠慮下さい 入れるのであれば一言下さると助かります ※BGMはお借りしているものです。BGMを投稿している方のご迷惑にならないように使用してください ※編集したBGM、効果音も全てお借りしたものです。編集BGMを勝手に使うことは御遠慮下さい ――――――――――――――――――――――― 「すみません、この花を1輪ください」 決まって毎週金曜日、私はいつものように花を1輪買う。 それも仕事終わりにだ よれたスーツに疲れた顔、似合わないにも程があると自分でも思う。 すれ違った男が、花を1輪携えた私を怪奇な目で見る。 それもそうだな、以前の私なら花なんて娯楽品だと笑っていた。 そんな私に違うと教えてくれた人間が居た。 今はもう亡き人となってしまったその人は、いつも1輪だけ買っては、部屋の片隅に飾る。 それだけで毎日の生活が少し特別になるんだと言っていた。 枯れるまで楽しむのも良し、満足したら日陰に干してドライフラワーにするも良し、楽しみ方は人それぞれだとよく言われたな。 そんな事を思い出しながら家に着く。 壁に飾られたドライフラワーを見ては、よく集めたものだと色褪せながらも私を楽しませてくれる。 少しあなたに似ているなと思いながら、買ってきた花を私は部屋の隅に飾った。 ━━━━━━━━━━━━━━━ KOKIAさんの0からの始まりをお借りしました。 どれだけの言葉で表せば満足するんだろうか #六条睡の台本