リナリア　(ラスト伴奏)

あたた丸

【歌詞】 おはようリナリア　まだ眠たいや そんなにはしゃいでどうしたの 太陽の光は　街を温めて 半透明の尾鰭に　色を添える 遊ぶように　笑うように 歌うように　咲き乱れて モノクロ通りを彩り泳ぐ 小さな小さな　朝の雫 川沿いの道　ガードレール下 足を止めてしまう　心奪われて しゃがみこんだ　僕は子どものようにまた 君に話しかけるの　リナリア (間奏) おはようリナリア　まだ見てたいな こんなに急いでどこへ向かう？ 水曜の朝には　少し草臥れて 3番線のホームに　吸い込まれる いつも通り　始まる今日に 跳ねるように　水をかけて 僕の脳裏を踊り回れ 無邪気で無敵な　春のしらべ 川沿いの道　うつむき横切る 電車の窓からじゃ君は見えなくて 座りこんだ僕は大人のようにまた 色彩(いろ)を忘れて眠るの　リナリア (間奏) 真夜中の道　街灯の明かりに 目を凝らしてみる　花は照らされて 渇き切った僕の　心の奥にまた 優しい色を注ぐの？ 川沿いの道　ガードレール下 足を止めてしまう　心奪われて しゃがみ込んだ僕は　子どものようにまた 君に話しかけるの　 僕の世界を彩り揺れるよ　リナリア 君のように　なりたいな