○朗読 原稿用紙の上で役者は踊る
作家:(お名前)
○朗読 原稿用紙の上で役者は踊る
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「周りからの賞賛、浴びる声援。
私にとってはそれが全てだった。」
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#声劇 #声劇台本 #一人声劇
ある時は桜並木の下で恋をする高校生に。
はたまたある時は浮気を責める恋人に。
そして、ある時は...人を殺す血塗れの殺人鬼に。
作家の私は何にでもなれた。私の顔は、それはもう自在に変わっていった。
周りからの賞賛、浴びる声援。私にとってはそれが全てだった。
私が私を見失うくらいには、そこに快楽を見出し、溺れていった。文字を書き連ねる手は止まらない。
だが不思議と、私自身の時間は止まったままだった。次第に物語はぐるぐると廻っていった。
周りからの批評、浴びる罵声。私はそんな事を気にしていたんじゃない。
私は何にもなれなくなってしまっていた。所詮は全部紛い物だったという事だ。
文面上の役者だけが賞賛を浴び、本物の私を見てくれる人間なんていないのだと。
Comment
5commnets
- Fuu🐻❄️お借りいたしました、ありがとうございました
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊
- 瀬々素敵な台本を読ませていただきました🙇🏻♂️ありがとうございます!
- 🐾うみだぬき🦫むっちゃ楽しく演らしていただきました! 使わせていただきありがとうございます☺️
- 🍷ワインレッド🍷お借りします!