声劇台本「We'll meet again」【コラボ用】

A「コラボ者様」×B「コラボ者様」BGM「枯木/トリっと様」

声劇「we'll meet again」 25歳、初台本です 声劇台本というものを作りたくなった同時期に脳内で空前のシティポップ＆AORブームが到来して、発作的に作ってみました。 タイトルの由来は「博士の異常な愛情」のEDテーマからです。 台本上では女同士ですが男と女、男と男にしてもオッケーです。全てはあなたの料理次第…。 トリっと様から素晴らしき伴奏をお借りしているのでそちらにも拍手をよろしくお願いします。 そういえばもう春ですね。早くシャレオツでナウい感じの都市で気兼ねなく黄昏られるようになって欲しいものです。 ↓以下台本↓ 設定：どこかの都会、夕暮れ時。 とある電話ボックスからＢが電話をかける。 登場人物 Ａ：離れた所にいる。Ｂと喧嘩別れした。 Ｂ：この街にいる。Ａと喧嘩別れした。 Ａ「…もしもし？」 Ｂ「もしもし、私。…やっと、繋がった」 Ａ「…久しぶりね、元気だった？」 Ｂ「まあ…ぼちぼちって所かしら」 Ａ「そう…相変わらず元気って事ね。安心した。急に電話なんてどうしたの？」 Ｂ「すっごく嫌な事があって、どうしても貴方の声が聞きたかった」 Ａ「あら、甘えん坊さん。よしよし」 Ｂ「ほっといて。でも電話番号、昔のままでよかった…そっちはどう？お天気でも近況でも何でもいいから。因みに今電話してるこの街は…夕日が綺麗」 Ａ「羨ましい。あいにくこっちはものすごい雨で今日はずっと家にこもってるの。仕事もちょうど落ち着いた頃だからいいけど」 Ｂ「…思えば、あの時もこんな雨だった」 Ａ「私達が最後に会った日？」 Ｂ「うん。私は貴方を必死で引き止めた。貴方は私の手を振り払った。私は…泣いて貴方をひっぱたいた」 Ａ「結構痛かったわよ？あれ」 Ｂ「…ごめん、加減がきかなくて」 Ａ「今度ビール2杯で許してあげるわ」 Ｂ「今度ね…。ねえ…私達、また会える？」 Ａ「…時が来ればね」 Ｂ「また、あの頃みたいに笑い合えるかしら？」 Ａ「きっと大丈夫よ、多分」 Ｂ「…貴方がそうの言うなら、本当に大丈夫なのかも」 Ａ「信じてくれてありがとう。じゃあ、またね」 Ｂ「ええ、またね。バイバイ…大好き」 (電話を切る)