歌:寺尾聰
作詞:松本隆
作曲:寺尾聰
くもり硝子の向うは風の街
問わず語りの心が切ないね
枯葉ひとつの 重さもない命
貴女を失ってから
背中を丸めながら
指のリング抜き取ったね
俺に返すつもりならば
捨ててくれ
そうね 誕生石ならルビーなの
そんな言葉が頭に渦巻くよ
あれは八月 目映い陽の中で
誓った愛の幻
孤独が好きな俺さ
気にしないで行っていいよ
気が変わらぬうちに早く
消えてくれ
くもり硝子の向うは風の街
さめた紅茶が残ったテーブルで
襟を合わせて日暮れの人波に
紛れる貴女を見てた
※そして二年の月日が流れ去り
街でベージュのコートを見かけると
指にルビーのリングを探すのさ
貴女を失ってから※
(※くりかえし)
寺尾聰の歌手としての出世作であり、オリコン調べでは、2021年現在、寺尾のシングルで最大の売上を記録している。
寺尾は所属していた石原プロモーションの社長・石原裕次郎や専務・小林正彦に聴いてもらうが、小林は「こんなお経みたいな曲が売れるわけがない」と否定する[1]。しかし、石原には「いいんじゃないの」と好感触をもらい、レコード化が決定した[1]。
発売当初はさほど売れていなかったが、発売から約1か月程経った後から徐々に売上を伸ばしていき[1]、同年3月30日付のオリコンシングルチャートで自身初の1位を獲得した。同時期に、TBS系『ザ・ベストテン』でも1位を記録し、12週連続1位という同番組の最長記録を樹立し、この記録は放送終了まで破られなかった。また、連続1位の最長記録が更新されるたびに、同番組からはプレゼントが贈られていた。このことは、同番組の総集編やスペシャル放送などで、話題の一つとして必ず触れられている。また、日本テレビ系『ザ・トップテン』では放送第1回の第1位かつ10週連続、通算12回1位という同番組の最長記録を樹立している。
本作のヒットにより、発売当初はヒットしていなかった3rd、4thシングルの「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」も相乗効果でヒットした。[要出典]「SHADOW CITY」は、発売から約9か月後にオリコンシングルチャートで3位を記録(この時「ルビーの指環」が1位、「出航 SASURAI」が14位)。また、『ザ・ベストテン』では本作と「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」の3曲が同時トップ10以内にランクインした。
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1commnets
- こうじおはようございます😃 ギターの伴奏 ステキですねえ こんなふうに 弾いてみたい 🤣