アンドロイドガール
Cлава
アンドロイドガール
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『君とのキスが痛くて息を閉じたの』
-𝔖𝔱𝔬𝔯𝔶-
あの雨の日から月日が過ぎるほどに。ラーニャのレオナに対する執着は、大きく膨らんでいた。
ラーニャにとってレオナの存在は、生きるのに必要だった。
レオナを独占したかった。他の悪魔が彼女に近付くだけで苛立ちが募るようになった。
やめて。近付かないで。私の――私だけのレオナなのに。私は狂おしいほど、レオナだけを求めているのに。
彼女の視界に映るのが、ラーニャだけであれば良いのに。彼女に関わるのが、ラーニャただ一人であれば良いのに。
漆黒の悪魔がレオナに近付くだけで苦しくなった。ラーニャにはレオナが必要なのに。どうしてラーニャからレオナを奪おうとするのだろう?
いっそのこと殺してしまえれば、どれだけ楽になれるだろうか。そんなことを考えたところで、実行に移せるわけでもない。彼女を殺せば、レオナに嫌われる。そんなのは絶対に嫌だった。生きる意味を失うも同然だった。
だから、行き場のないこの感情の行く先を探したのだ。
どろどろに黒く濁った嫉妬と苛立ちを消せるような何かを求めたのだ。
幸いなことに、「それ」はすぐに見つかった。
周囲を眺めていた先に、三つの影があった。ラーニャ達と同じくこの世界に召喚された悪魔だった。
その中に、見覚えのある少女が一人いた。
萌黄の悪魔、チェリ。強大な解析系統の魔力を持つ悪魔。
彼女の存在をラーニャ達の派閥が求めていることは知っていた。きっと向こうもそれに気付いているだろう。身柄を拘束される、とでも考えているのかもしれない。レオナだったらそうしただろう。
けれど、ラーニャは。そんなことをするつもりはなかった。
だって、レオナがチェリを手に入れれば。目の前の小さな悪魔の持つ魔力は、ラーニャよりもずっと多い。
だから、殺してしまうつもりでいた。彼女は、ラーニャの世界には必要ないから。
萌黄を庇うように、赤銅が一歩前に出た。仲間を護りたい、だなんて。随分立派な感情だ。
芽生えた苛立ちを隠すように、ラーニャは薄く微笑んだ。
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-𝔏𝔶𝔯𝔦𝔠-
🔗もういっそ“一緒ランド”作りましょ
🗝君とマッチアップ 乗っかって
💠「構ってもっと 足りないの」
💠🗝歌え 想い出染みた嫉妬のStyle
🗝代わる代わる傷付けては
「もうしない」って嘘で仲直りごっこだ
🔗勘違いの騙し合い 目を見ればすぐに分かる
ってバカみたい
💠“妄想”に好きって言うほど この愛は腐ってるんだよ
🔗🗝早く気付いてくれよ
🇷🇺アンドロイドガール をかしくなっちゃった
🗝僕だけのものになった君は“誰”なの?
🔗ずっとずっと信じてきたのにな
🇷🇺アンドロイドガール 想いはなんだっけ
💠君とのキスが痛くて息を閉じたの
ずっとずっと
🇷🇺何度愛を再起動したって
ちょっとだって変われなどしないよ
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-𝔐𝔢𝔪𝔟𝔢𝔯-
🇷🇺Cлава
💠ラーニャ Lanya
(cv.碧海)
https://nana-music.com/users/5927253
白藍の悪魔。魔法系統は水。
可愛らしい外見とは裏腹に、殺戮を繰り返し刹那的な享楽を求める悪魔。
幼馴染であるレオナに依存している。
🔗リヴィ Livi
(cv.唄見つきの)
https://nana-music.com/users/1235847
漆黒の悪魔。魔法系統は闇。
闇の魔力を持つ忌み子として虐げられてきた。
レオナに奴隷として買われ、自分の意志を持つことなく彼女に従い続けている。
🗝レオナ Leona
(cv.希咲妃)
https://nana-music.com/users/8069295
白銀の悪魔。魔法系統は氷。
倫理観が欠落しており、他人の絶望を見るのが好き。
帰還手段を探しつつ他の悪魔を殺すことが目的。
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-𝔗𝔞𝔤-
#Military_Girls #ミリガ
#ラーニャ #リヴィ #レオナ
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